人の心は複雑で 人の感情も複雑で それを修復するには二つのモノが必要だ 一つは何かのキッカケと 二つは自分の行動力 それらが綺麗に結び付けば 人はまた、繋がる事ができるのだ 人の心は物ではない 壊れても、いつか治って 絡み合ってもまた解かれる そうして人は進んで行く 見えない先の未来へと 第41夜 <蒼の雫> それは人の心を癒し、修復させる力を持つ蒼色の花 それは、蒼に輝く海に咲く 人を繋ぐ希望の掛け橋 「・・ 「ううううう〜・・その本には咲いた場所とか何か書いてないわけ?!」 ネスはあたしの抗議の声に呆れながらパタンと本を閉じた。 側にはレシィがいて、ネスの為にお茶を出そうとしていたのかピンクのエプロンをつけたまま お盆を抱えてあたしとネスを交互に見て首を傾げている。 ああもうレシィってばピンクが似合い過ぎだってば!(悶)←悶えるな レシィの頭をぐりぐりと撫でて(本人は”あわわ”と照れている<ナウいやつめ!)、あたしは じろっとネスを見た。彼に外出許可を貰うつもりでここへ来たのだけれど、ついでに花について 何か知らないかと尋ねてみたのだ。 ネスは本棚から一冊の本を取り出して、先ほどの内容の文を読み上げてくれた。 さすが伝説にまでなった花、あっさりとは見つかってくれない。 (ああ、でもネスに怒ってもしょうがないんだよなー・・) あたしがガクーっと落ち込んだ。 やっぱりちょっとは期待もしてしまったから、それなりにもショックは大きい。 けれど次には逆ギレしたようにネスから本を引っ手繰った。 「ネスの探し方が行けないのよ!あたしが探してみるわ!!」 「(どういう理屈だ)だが僕はその本をもう5回も読み終えているが?」 「・・・・・・それでも見逃してる部分があるかもしれないでしょ?!」 バラバラとページを捲りながら何とか調べて見る、が・・それらしいものは見つからない。 くぅぅぅ!世間はそうそう甘くないって事ね!! 渡る世間は鬼ば○りってやつ?! それはドラマだ あたしは半ば逆ギレしながら本を乱暴にネスにつき返した。 「あーもー!見つからない!!ネス!返す!!」 「だからさっきの文より他はないと言っただろう?君も少しは人の話を聞くべきだ」 ネスは呆れたため息を吐きながら、ポンポンと本であたしの頭を軽く叩く。 酷く心を許しているような、そんな触れ合い。 「ダー!頭叩くな!!ほっとけ!」 でもあたしは頭に血が上っていてそれに気付かない。 っていうかあれは馬鹿にされているんだろうね!遠まわしに!!(怒) あたしの中に焦りが浮かび上がる。 どうしても早く、ロッカと元通りの仲に戻りたい。 ぽつんと置き去りにされたような そんな気持ちは、とても苦しいのだ (花もらって機嫌良くなるかも〜なんて、甘いけど) でもこんな苦しさから解放されるのなら何だってやってやる。 ・・・・ロッカにあんな表情で見られるのはすごく嫌だ。 まるで、大嫌いだといわれている気がして、苦しい あたしはキッとネスを睨み上げ、彼の胸倉を掴んで顔を引き寄せる。 それと同時にネスの頬も、わずかに赤くなったような気がした。(おや?) 「な・・っ」 あたしはスゥっと深呼吸をして、叫びながら思いっきり揺さぶった。 それはもうガクガクと。(鬼) 「ネスううううううううう!!!あんた何とかしなさいよおおおおお!!!(ガックンガックン!)」 「ああああああああああ!!!!(し、死ぬ?!)」 “ご主人様!やめてください〜!(><)”とレシィが止めるまであたしはネスを揺さぶって。 白い顔色を青い顔色に変色させながら、ネスはグッタリと自分のベッドに倒れ込んだ。 あたしはそんなネスに舌打ちをして呟く。 「・・ッチ、最近の男はヤワね」 「・・・ご主人様が強くなれたと思うんですけど・・?」 「何か言った?レ・シ・ィ〜?(笑顔)」 レシィの頬をみよーんと横に引っ張りながら、あたしはにっこりと笑う。 彼は“ゴメンナハイ〜”と痛がりながらも謝って、あたしはそれに満足して彼を解放して。 たたっと走ってネスの部屋を出る。 「ご、ご主人様?」 「あたし時間がないから行くわ、ネスの事よろしくね〜♪」 怒ってたら、ラウル師範の生写真でも餌にしてご機嫌取っておいてちょ−だい! そう言い放って走り去るをレシィはポカンとして見送って、小さく首を傾げた。 ”ナマジャシン”って何ですか・・・・? しばらく考えたが諦めて、レシィはネスの看護に当たるのだった。 * 「・・・取り合えず外出許可は貰った(?)けど。 ん〜〜〜〜〜〜・・やっぱり咲いてる場所もわかんなくちゃいけないよねぇ」 あたしはとぼとぼ歩きながら考え込む。 場所がわからないのなら情報収集だ、でもそれでも時間はだいぶかかる。 (困る、時間がかかるのは大いに困る・・!) あの砦以来、アメルの体調は アメルはまだ体調がよくないらしいけれど、明日には回復するらしい。 ・・明日、アメルの祖母がいるという森に向かうのだ。 これでどうにかしなければ、ロッカもあの状態のままで行くことに (・・あんなドロドロとした空気と関係のままじゃ・・皆にも不安や心配かけちゃうしなー・・。 っていうか寧ろあたしが耐えられないわ・・!) あたしははぁーっとため息を吐く。 「・・先は長い・・のかなぁ・・・?」 「さん!丁度良かった!!」 自分の部屋に戻ると、トリスが向日葵のような笑顔で迎えてくれた。 あたしはそんな彼女の笑顔に励まされながらも何とか笑って、ネスの事を話そうとしたが トリスの熱い抱擁に遮られてしまう。 神様仏様総理大臣様 貴方がたが大変な時期にごめんなさい 今ひっじょーーーーーーーーーーーに、幸せです!!! あたし幸せよ!お父さん!!(花嫁風に) 「トリスー?(胸少し大きくなった?)」←変態か 「あたし達だけじゃ不安だからレナードさんが一緒に手伝ってくれるって!」 「レナードが?」 トリスから身体を何とか離して、あたしは奥のほうを見るとレナードが挨拶するように手を上げる。 渋いね!萌え!!(コラ) 「俺様も情報収集とかには慣れてるからな、時間がかかるといけねえんだろう?」 にかっと陽気な笑顔であたしに笑いかけて、レナードは紙巻き煙草をフーっと吹く。 白い煙があたしの部屋に立ち込めて、煙草の匂いに包まれる。 オイオイオイオイ、レナードさん この家、木造なんですよ? もし灰が落ちて家が全焼しちゃったらどうするんですか?(イヤ、マジで) モーリンとその父が熱いビンタをお見舞いしに来ますよ?絶対・・(遠目) あたしはツッコミを我慢して、取り合えずやっと仲間になったレナードにお礼がてらに抱きついた。 オホホホホ!儲け儲けボロ儲け!!(何の儲けだ)オジサマに抱きついちゃったワー!! 「おいおい、。いきなり抱き付くとは・・しょうがない奴だな」 「もうライクを通り越してラブだよ!本当ありがと!」 落ち着け 小さい子供をあやすように、彼がぽんぽんと背中を叩く。(い、癒される・・!) けれどすぐにふと何か思いついたように顔を天井に向けて、すぐにあたしを見下ろしてきた。 「・・、お前さんは英語を喋れるのか?」 「ん?喋れるよ。少し少しならねー?」 ニセ英語バリバリですがっ! レナードはあたしの言葉に関心を持って、真面目な表情であたしの顔を覗き込んできた。 おおう!そのヒゲがまたたまらんですわよ!!オジサマ!! 「お前さんは俺様と同じ世界の人間なのか?」 「んー・・?少し違うかなぁ」 「・・だがお前さんの世界は・・4つのどれでもないんだろう?俺様もだ」 「(ウッワーーー!!ヤベェ!!!)あ・・あははははははは・・いやだなー・・レナードったら・・」 あたしはそそくさとレナードから離れてミニスの隣りの椅子に座る。 だがレナードの目はあたしをジッと見つめて来て、あたしは更に追い込まれる。 こんな感じで見つめられたら、思わずポロリと本当のこと言ってしまいそうだ。 ・・・さすがはぐれても刑事! 眼力で心の奥底の言葉を吐かせようとするなんて!! (ああああでも本当すっかり忘れてたよ・・あたし・・レナードとも世界が違うかったんだよな・・。 っていうかこれってはぐ●刑事純情派?いや寧ろ渋派か?) レナードが、じっとあたしを見てくる。(ヒー!) けれどそれに負けるとかなり大変なことになるのは目に見えているので、 あたしも背筋をピンと伸ばし、彼の視線を真正面から受け止める。 しばらくあたしを見つめていたレナードは再び煙草を吸って、ふーっと気持ち良さそうに吹く。 白い煙がもくもくと天井まで伸び、それを見届けてから彼は立ちあがるとまた気さくな笑顔を あたしに向けて、“まかせろ”とでも言うようにドンっと胸を叩いた。 「まぁ少し待っててくれ、すぐに情報を持ってきてやるよ」 「(た、助かった・・!<汗)でもこの街で見つかるなんて決まったわけじゃないんだけどー・・?(汗)」 あたしはおずおずと手を挙げて意見を述べる。 けれどレナードは気にしないといった風な態度を見せて。 「刑事ってのは可能性の低いモノでも諦めずに探すものなんだよ。 ・・まぁ、確かに助けも必要だがな」 「え?え?例えばどんな?」 ミニスの問いにレナードは天井を見上げて考え込んで、ポツリポツリと例をあげていく。 「街の住人・・何かの伝言板・・あと、この世界だと占い師が助けになると踏んでるぜ? スルゼン砦にもそういう人間がいて、結構当たってたからな」 占い師? あたしは首を傾げて考え込む。 占い師。 サモンにも占い師はいた・・確か・・ 「あ、それってメイメイさんの事?」 「え?!トリス!!メイメイのこと知ってんの?!」 トリスはにこにこと笑いながら頷いた。(うわ、可愛い!<馬鹿) メイメイは常に酔っ払っているが、けれど本当に当たる、すごい占い師だと彼女は言う。 (そうよそうよ!メイメイがいたじゃない!) あたしはポンっと手を打って立ち上がる。 やることがわかったのなら、さっさとそこへ向かうべきね! 「それじゃ、まずはそこに行きましょ!レナードも一緒に来る?」 「いや、俺様は別の手口で探すとするぜ」 「それじゃ私はレナードに付いていくわ、、トリス、ハサハ・・・・また後でね!」 外に出て、レナードとミニスの背を見送って。(何か親子みたいだな) あたし達はトリスに連れられてメイメイのお店に足を運んだ。 賑わう街中で、そこはちょっと変わった風体だった。 やはりここが文化の違いというか・・鬼妖界・シルターン風の建物は本当に目立つ。 ああでも、あのメイメイを生で見れるなんて幸せ・・・イオスと声が一緒だもんなー・・・。 店の外観、それを改めて見上げてみてあたしはシオン大将を思い出した。 確か彼もこの町に来ているはずだ。(ギブソン達と彼は今でも親交があるみたいだし) ”後で探してみようか”と考えた。 けれど今はまずロッカの事に集中しようと心に決めて、ハサハとトリスと一緒に メイメイの店の中へと足を踏み入れた。 「メイメイさーん?」 トリスの声が、シルターンに染められた部屋に響く。 ・・・・・・呼んでしばらくして、向うの部屋からとても強い独特の香り・・お酒の匂いが漂ってきた。 「にゃはははは〜★待ってたわよ、トリス〜?」 「こんにちはメイメさん。あの、実は・・」 メイメイはトリスにチチチと指を振って、にっこりと笑った。 一挙一動するたびに、彼女の長い茶色の髪がゆるやかに、甘やかに彼女の肩を滑る。 うっわー!美人!!ってかナイスバディーーーーーーー!!!(萌) 「わかってるわよ?何たってこのメイメイさんは最高の占い師なんだからぁ〜・・。 でもその前にそっちの子を紹介してくれるかしらん?お客様のことはお客様の口から 聞かなくっちゃね☆」 「は、はい!えと・・こっちはあたしの大切なさんです!」 「(何て可愛い事を言ってくれるのアンチクショー!)ど、どーもー・・・」 にへらっと笑ってあたしはメイメイに軽く頭を下げた。 それに彼女も笑ってくれるかなぁなんて思ったけれど、予想外の反応が帰ってきた。 メイメイはじっとあたしを見つめて来た。 酔っ払った表情がすぅっと消えていて、酔いによって潤んでいた瞳から潤みは消え、 変わりにどこか鋭い光がある。 怒っている? (・・違う) 自分の中で疑問を持って、すぐにそれを否定した。 あれは怒っているとか、そういうんじゃない。 ただ・・・ あたしの心の奥底を、眼鏡の奥の瞳で見ようとしているような 思わず、一歩足を退いた。 その時机に腕が当たり、装飾品のような小さな陶器がカランッ!と甲高い音を立てて地面に落ちた。 音にはっと我に返れば、メイメイもまたさっきの表情がさっぱり消えていて、頬が赤みのある表情へと 戻っている。 (あ、あれ?) ハサハが落ちた陶器を拾って、机の上に戻している。 あたしはそれにお礼を言って、メイメイに一度小さく謝ると、彼女は次の瞬間にはへらっ〜と笑って、 しなだれかかるようにあたしに抱き付いてきた。 「ちょ・・?!(ギャー!胸がーー!!<汗)」 「よろしくねちゃ〜んvv・・それにしてもまた本当、おもしろい運の持ち主だわ〜vv」 「?」 メイメイはそっとあたしから身体を離して、耳元で小さくつぶやいた。 「・・貴女はどっちを選ぶのかしら・・?」 選ぶ? ”何を、選ぶの?”と問い返そうとした。 けれど彼女はさらに身体を離してにっこり笑うと、トリスとハサハの肩を抱いて占う部屋へと連れていく。 あたしも慌ててその後に続き、トリス達と一緒に備えられた椅子に腰を下ろした。 「それじゃトリスvv例のモノを頂いちゃおうかしらん?」 「はい!これ・・“清酒・龍殺し”です」 メイメイはトリスからそれを嬉々としながら受けとって、うっとりするように頬を寄せた。 よっぽどお酒好きなんでしょうねー・・ゲーム通りだわ・・(呆) 「ではでは確かにvvそれじゃ始めましょう」 酒を大事そうに机の上において、彼女はカードをさっと取り出して一気に広げた。 カードは綺麗な赤色に染められていて、隅には小さなダビデの星が散りばめられている。 シルターンのカードにしては妙に西洋っぽいというか・・・?(シルターンは東洋っぽいイメージがあるけど) 慣れた手つきでカードを繰って行いき、机に流すようにすうっと広げる。 そして最後にはカードがなくなった片手を掲げ、あまりの手際のよさにぼんやりしてしまっている あたしを引き戻すかのようにバンっと机を叩いて、あたしを見た。 「さぁ、貴女が聞きたいことって何かしら?」 「・・<蒼の雫>について・・何でも良い・・居場所、それを見付けるチャンスでもいい」 気がつけば、真剣に応えてるあたしがいた。 占いなのだから、簡単に答えればいいのに・・とても真剣な、あたしがいた。 それほどロッカに嫌われてしまったのがショックだったのか、メイメイの不思議な力のせいなのか、 自分でもわからなかったけど。 「わかったわ。好きなカードに指を押し当てて・・そう・・そして集中して。 何がしたいのかを・・カードに聞いて・・ 言葉に、身体が勝手に動く。 あたしは机に並べられたカードをしばらく抑え続けていて、メイメイの合図に指を離す。 メイメイは抑えていたカードをペロっとめくりあげて、考え込むように顎を抑えた。 「どう?メイメイ・・」 「 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・はぃ?」 何故にそんな、あたしの禁句キーワードリストに載っている単語をこの占い師さんは 言ってくれるのでしょうか?(滝汗) メイメイはピラっとカードをめくってあたしに見せる。 あたしはそれを覗きこむとカードに描かれていたのは竪琴を持った人の姿だった。 ・・・ま、まさか・・・。 「このカードの人物・・吟遊詩人の職を持つ者が貴女を<蒼の雫>の所まで導いて来てくれる 意味ってわけになるんだけど・・思い当たる人物はいるのかしら?」 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(変態が一人)・・います・・・・・・・・・(ガックリ)」 「にゃははは★ならその人を訪ねて見るといいわん★」 トリス達の方を見ると。ハサハとトリスは手を合わせてはしゃいでいた。 手がかりが知人にあることを喜んでいるようだ。 目が、キラキラしてとても眩しい。 ・・・・純だなぁ・・(遠目) 「吟遊詩人ってレイムさんの事だよね!メイメイさん、ありがとう!!」 「あ・・ちょ・・トリ・・(そんな嬉しそうに・・)」 「いえいえ、どういたしまして♪こっちこそぉ・・お酒ありがと★」 トリスはハサハとともに店を出るが、あたしはメイメイに顔を近づけて再度質問をした。 「ちょっとメイメイ!あたし本当に吟遊詩人に会わなくちゃいけないの?! なんていうかかなり嫌なんだけど・・・」 でも、メイメイは応えなかった。 かわりにじーっとあたしを見上げて(彼女は椅子に座ったままだ)、細くて綺麗な手をそっと、 あたしの胸の前に伸ばして。 ふにっ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・あたしの胸を、軽く触った。 いきなりの出来事に硬直していると、メイメイは品定めをするようにじっとあたしの胸を見て。 「ふーん、なかなかねぇ〜・・・」 何が 「大丈夫!貴女は充分立派よ!!」 何故 「え?だって自分に自信がないからその吟遊詩人に会うのが嫌じゃないの? にゃはは★若いわね〜♪」 違う もう一度ふにっと触られた。 同性といえど、恥ずかしいものは恥ずかしい。 恥ずかしさに思わず顔を真っ赤にしながら、硬直状態が解けてあたしは叫んでしまった。 「ぎゃああああああああああああああああああ!!!!!(退)」 「にゃはは★そんなに叫ばなくても・・」 「だからって胸を触るな!胸を!!(セクハラ!)」 「良いじゃない★減るモノでもないし〜・・エイ★(むにっ)」 「いやあああああああああ!!!!触り過ぎーーーーーーーーー!!!(泣)」 助けてお母さーーーーーーーーーーーーん!!! メイメイはあたしの反応が気に入ったのか更に触ろうとにじり寄る。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・どうやら、相当暇らしい。 「ここにいてお酒飲んでても楽しいんだけどー・・やっぱりこういうからかいがいの ある出来事も欲しくて・・」 「嫌!あたしはいらないッス!!ってかそれは犯罪ッス!!(退)」 「うふふふ〜♪楽しい子ねー♪」 壁に後ずさりするあたしと、迫り来るメイメイ。 酔っ払い、怖ぇ(半泣き) 「ほーら・・こちょこちょこちょこちょこちょ♪」 「あはははははははははははははははははははは!!!!(ミモザ2号ー?!)」 わき腹をくすぐられてあたしは大笑いをしてしまう。 こんな事してる場合じゃないのにーーーーーーーー!!!! ってか、メイメイキャラ違うしーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!! 何となくエスパー・ミモザを思い出しながらあたしゃ笑い続ける。 苦しいーーーーーーーーーーーーーーー!!! 「にゃはははは★可愛い〜vvv」 「いやあああああああああ!!!誰か助けてえええええええええええええ!!!!」 「私が助けます!さああああああああああああん!!!!」 ドッカァ!と扉を蹴破って現れたのは、トリスでもハサハでもない。 扉が、新たに現れた男の登場にどすぅん・・と埃を舞わせながら倒れていく。(あとで直しとけよ・・) ・・・・・そこにいたのは、銀の髪を持った吟遊詩人。 メイメイは“ほえ?”とした表情でレイムを見て、レイムはえらく輝いた笑顔であたしを見つめた。 その熱視線が(心底)ウゼぇ いやその前にどうしてここにあいつがいるんだ?という疑問が浮かんで、その意味を こめたつもりでレイムを見やる。 けれどレイムはその視線をどう受け取ったのか(明らかに自分にイイ意味で受け取ったよコイツ・・!)、 キラキラさせた表情を隠さずにメイメイにびしっと指を差して。 「メイメイさん!私のさんの柔らかな、そして可愛い胸に触れるとは何事ですか?! 月に変わって成敗しますよ!!」 お前はどこぞの美少女戦士か 「いやその前に誰がてめえの胸だああああああああ!!!!」 あたしはレイムの脳天をどこからともなく取り出したハンマーで殴り倒すが、 レイムはすぐに復活してあたしの足にしがみつき、うっとりとした、恍惚な表情で撫でる。 「ああ・・綺麗な生肌・・!!(恍惚)」 「ヒィィィィィ!!!キモい!!撫でるな触るな!!!(ゲシゲシッ!)」 「(蹴られて)ああ・・良い・・っ・・その痛快な攻撃力がたまりません・・!!(愛)」 「いやああああああ!!!こんな奴に力を借りるなんて絶対いやあああああああ!!!!」 あたしはレイムを地(血)に沈めた後、メイメイに他の手はないかと尋ねる。 けれども彼女は至極笑顔で“ないわよ♪”と言って、あたしをあっさりとどん底へと叩き落した。 「メイメイいいいいいいいいいいいいいい!!!(泣)」 「だってぇー、貴女お酒持ってないしー・・それにその人、吟遊詩人だから丁度良いじゃなーい♪」 「あんたさっきのあいつの行動見たでしょ?!どうして変に思わないの?!退かないの?! どう考えてもあれは犯罪領域でしょ?!セクシャルハラスメント・・略してセクハラよ!??」 「だって彼、私の常連さんだものー♪」 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・はい?」 「フフフ・・そうです!」 レイムは鼻血を拭いながら、わざわざポーズを決めてあたしとメイメイの前に立つ。 服についている血がとても生々しくて、自分のせいでああなったのだろうけれどあたしは顔をしかめた。 「私は最近、貴女と私の相性がどうかと占ってもらっているのですよ!(誇らしげに)」 「でもいつも何故か“待ち人来ず”な結果になるから、彼ってばお酒をたんまり持ってきて 何回も私の占いに来てくれるのーん♪おかげでもういつも極楽なのよね〜♪」 「そうなのです・・!私達はラブラブのはずなのに運命の神は私達を引き裂こうとしているのです! そんなこと、あって良いわけがありません!!ええ、あるならば私は神を瞬殺しに行きます!!」 勝手に逝って燃え尽きろ 「だ・か・ら♪この常連さんの行動には大して驚かないの♪にゃははは★」 笑い事じゃねえ あたしは頬を引きつらせながら、取り合えずレイムにとどめを刺そうかとハンマーの柄を力強く握る。 この馬鹿に構ってたらキリがねぇ・・!!(怒) 「(振り上げ)このへんた・・」 「さん、レイムさんに聞けましたかー?」 あたしはすぐにハンマーを隠してそちらに向き直ると、トリスがにこにこと走り寄ってきた。 ああ!そんな(可愛い)笑顔であたしを見ないで・・!!(眩暈) 「何を聞かれるんですか?さんvv貴女のためならこのレイム、この頭脳にある限りの 知識全てを貴女に提供いたしますよ(にっこり)」 「いらん!帰れ!」 「フフフ、さんは本当に照れ屋さんですねぇ」 レイムが頬を染めながら、ちょんっとあたしのオデコを突いた。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・その行動で、あたしの世界が凍りつく。 (デコに!デコにチョン!ちょん?!今時のバカップルもしないその行動をあの野郎は爽やか笑顔で やり、やりやが、やりやがった・・・!(ブツブツブツブツ) カニのように泡を吹いて倒れそうだ。(カニかよ) しばらくしてハッと我に返れば、レイムはトリスに穏やかな笑顔を振り撒きながら用事を 聞き出そうとしている。 ・・・・・・ちょっと待って変態ーーーーーーーーー!!!(泣) 「トリスさん、私に用事とは何なのですか?(笑顔)」 「うん、さんに<蒼の雫>の事を教えて欲しいなって・・」 ぎゃあああああああああああ!!!トリスーーーーーーーーーーーー!!!!(泣) レイムは目を丸くしたが、次にはポンっと手を打って。 「ああ、<蒼の雫>ですか? あれは確か・・海にしか咲かない幻の花なんですよね。・・・・・・さん」 レイムは輝く笑顔をあたしに向けて、あたしはズサっと後ずさりをする。 絶対何か企んでやがる・・・!!(汗) 「な、何・・」 「私、あの花のことを知ってますよ?(笑顔)」 「う、嘘?!!(汗)」 「いえいえ・・あの花はこのファナンのとある場所でしか咲かないのです。しかも咲く時間は夜の・・ 丁度日付が変わる時刻と同時に咲く花で、日付が変わるその寸前には花の咲く場所に辿り付かな ければ、咲いたまま手に入れる事は難しいですよ?一度摘み取ってしまえば花は終わりですからね。 あとは普通の植物のように枯れる一方・・・」 うう・・コイツ、無駄に物知り・・! あたしは反論しようと口を開きかける。 けれど。 ロッカの笑顔が、浮かんだ。 優しい、温かな、爽やかな、笑顔。 「 レイムは極上に綺麗な笑顔をあたしに向けて頷いた。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・マジかよ・・・・。(沈) 「・・・ですがタダで教えるわけにもいきませんねぇ・・・でも私はお金は有り余るほど持ってますし」 「・・・・・・(滝汗)」 あたしは無言で、トリスとハサハの目にメイメイから貰ったハチマキで目隠しをする。 見えるか見えないかしっかりと確認を取ることを忘れない。 よっし、準備オッケィー。 「ここはやはり、さんのキ」 ゴッッ!! ハンマーではなく、椅子を奴の頭に投げつけた。 あたしは彼の不吉な言葉をさり気なく遮って、にこりと笑った笑顔をプレゼントしてやった。 「ねぇ?何か言った?」 「(吐血)だ、だからさんのキ」 ガスッ!!(ハンマーの柄を突き刺す) 「んー?聞こえないなー?(笑顔)」 「・・さんのキ」 ゴンガスドスッ!!(ハンマー連続攻撃) 「・・・・・・ス・・・・(黙)・・・・・・・」 「・・レイムさん?あたしは出来る限り貴方の要望に答えてあげたいんだけど、 ・・こっちも色々訳ありなの」 だから、他に何かないかなー?(笑顔) レイムはガハガハと病人のように血を吐きつつ、メイメイからタオルを受け取って拭い、考える。 その間にあたしはトリスとハサハのハチマキを外して彼女達に詫びた。 ごめんねー二人とも。 「・・それでは・・貴女のそのバンダナが欲しいです」 「バンダナ?バンダナってこれ?」 あたしは今回の新しい服についていた、自分の頭を覆っているバンダナを指差す。 それにレイムは頷いて。 「はい、貴女のバンダナが」 あたしはぼんやりとレイムを見上げる。 レイムは優しい表情であたしを見下ろして、嬉しそうに微笑んだ。 「私に与えてくれますか?」 「・・・・べ、別に良いけど・・・何でそれがほしいわけ?」 レイムはふっと、表情を歪めた。 どこか、寂しげな、苦しげな、・・・・悲しそうな、そんな色のある表情を見せた。 それが妙に、あたしの目には痛々しく映る。 「いつでも、どこでも、貴女がそこにいることを安心したいのです」 何で 何でそんなに淋しそうな顔するの? あたしはココにいるのに いつか元の世界に帰ってしまうことになっても、まだ ここにいるのに レイムが、そっと手を伸ばした。 控えめに、控えめに・・・今、触れることを躊躇うかのように。 綺麗な指が、シュルリとあたしのバンダナを外して、それを大切そうに抱えた。 その瞳には確かな、歓喜の色がある。 「ありがとうございました、さん」 「う、うん?」 「・・・これは確かに貴女から受け取った。 だから貴女がここにいる、確かな”証拠”です」 「レイム?」 彼の瞳の奥が、揺らいで見える。 それは歓喜の色ではなく、沸いて出たような密かな怒りと、悲しみが。 彼の中に渦巻いて、そのままあたしの中に流れ込んでくる。 空が映る 青く蒼く、雲のカケラすら見えない一色の世界 そしてその青の下には、花咲き乱れる緑の草原 その中に彼はいた 以前ルヴァイドの過去見たときに現れた、過去のレイムだ。 少し短い銀の髪、青と白の組合せの召喚服を身に纏ったレイム。 その瞳の奥は、底が見えないほど暗い まるで何かを追い続け それを逃してしまって、自分を責めているかのよう “・・ (え?) 彼の頬に、涙が伝う。 暗く、無感情だった瞳から、涙が。 そこであたしはようやく、花咲き乱れるその大地に誰かが倒れているのがわかった。 レイムの足元で、胸の上で手を組んで、眠るように倒れている。 それは女の子の、身体だとわかる でも顔は、花に邪魔されて見えない “どうして・・私が貴女に辿り付く前になって、貴女は死してしまうのですか?” (・・死んでいる・・?) “・・私には、貴女と再び言葉を交わすことすらも レイムは糸が切れたようにガクリと、倒れるその身体の前に膝をついた。 膝をついたことでさらに近くなった二人の距離。 座ったことで舞う花びら。 それらに包まれながら彼は少女の頬を撫で、想いは心の奥底から溢れ出ては、言葉となって消えていく。 “ 彼は呟いた。 ”貴女が再び転生し、現れるまで私はここで生きます、貴女の魂に休息はない。 貴女は必ず、またすぐに現れる・・・・ レイムの顔が、少女の元へと降りていく。 やがては彼の顔も花弁に隠れ、あたしのいる場所からは彼の顔も見えなくなった。 ようするに、口付けているのである。 ・・・・・死んでいるその身体に。 “私の、腕に” 顔を上げて、レイムはその身体を見下ろした。 その銀の髪は吹く風にふわりと、柔らかになびく。 “貴女に会えるのなら、私はデグレアに居続けましょう。 貴女の魂を自由にするためにも、私は力を求めましょう。 また顔を近づけて、擦り寄るような動作を見せる。 愛しそうに、目を閉じて。 “ 「・・さん?」 あたしははっとして周りを見渡した。 どこにも草原なんてないし、蒼の空は見えない。 あるのはシルターン風の室内と、あたしを心配そうに覗き込んでいるレイムと、メイメイと・・・。 あたしは、名前を呼んだレイムを見つめた。 「・・レイム?」 「どうしましたか?気分でも悪いのですか?」 あたしはブンブンっと首を振って、レイムから視線を逸らした。 悪魔で変態で・・残酷だと思っていた彼の印象が、180度に回転してしまったのだ。 あそこまで誰かを想うなんて、そう簡単に出来ることではない。 何だか複雑な何かが、絡み合っている。 (違う、あれは倒れていたあの人に対してだけだ。あの人以外には慈悲の欠片なんて見せない。 だからトリスやマグナ達を平気で、嘲笑いながら裏切ることが出来るんだ) うんうんと考え込むあたしに、トリスががばっとあたしの腰に抱き付いてきた。 同時にグキッと腰が鳴ってあたしは苦痛にうめき声を上げる。 「・・と、トリス・・!(汗)」 「・・あ、ごめんなさい」 「いや、別に良いけど・・どうしたの?」 トリスは少し迷ったような表情を見せて、心配そうにあたしを見つめた。 「・・さん・・消えるかと思ったから・・つい・・」 消える? あたしが? “マグナにも言われたことあるけど・・あたしってば、実は儚げに見えるのかしらね・・?”などと考えつつ、 よしよしと、トリスの頭を軽く叩いた。 「だーいじょうぶよ!あたしは消えないって!!」 まだハーレム目指してる途中だしね!シャムロックにも会ってないし!! あたしの言葉にトリスはまだ不安そうな表情を見せながらも、こくんっと頷いて。 それを見てよしっと自分で納得すると、嫌そうな顔をレイムに見せた。 「・・時間無いし、・・・・・あんたに頼むわ」 「・・はい。・・それではさん」 「何よ?」 店を出ようとしたあたしが振り向いてレイムを見れば。 彼はふわりとあたしを抱きしめて、背中をついとなぞる。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・あたしの背中に悪寒がマッハで走りぬけた。 「ひっ・・(鳥肌全開)」 「私達の未来のために!頑張りましょう!!」 ブチッ(怒) あたしはレイムの腹にエルボーを食らわせて沈めた後、レイムを引きずってメイメイの館を出て行った。 こいつ、やっぱり変態だ・・・ 彼の見方が180度変わったが。 また180度回転して元に戻ったことは言うまでも無い・・と思う。 メイメイは達が出て行った後、他のカードをめくった。 今度は別のカードをめくっていって、全てのカードを表に返してふっと笑みを浮かべた。 がひいたカード以外、中身が全て真っ白だった。 これは特殊なカードなのだ。 ・・・だから、最初から全てが真っ白なのだ。 触れた者の心に、導を指し示す特殊な術が施されたカード。 「決断は、いつかしらね?」 メイメイはぼんやりとした表情を変えず椅子に座ったまま。 ただ・・じっと、が指したカードを見つめた。 「貴女が選ぶ、道は、どこに繋がっているんでしょうね」 次には彼女の瞳が、悲しみの色に染まる。 「 メイメイはそっと、目を伏せた。 眉が苦しげに歪められ、悲痛な表情に変わる。 そこには”酔っ払い占い師”の姿など、影も形もない。 「・・だから、死なないで」 どうか、重みに負けないで 「さて・・次はミニス達を探さなくちゃね」 「うん!良い手がかりがあると良いね!!」 元気一杯のトリスの言葉に、あたしは頷いた。 早くロッカと仲直りしたいから。 何を怒っているかわからないけど、でも許してもらいたい。 ・・・・なんせ思い当たることがいっぱいあるほど、トリス達にも、ロッカにも隠し事があるあたしだから。 だからこれ以上、増えて欲しくないのだ 「あ!ー!トリスー!ハサハー!!」 商店街の方向から、ミニスがブンブン手を振っているのが見えた。 隣にはレナードがいて、相変わらずふーっと煙草の煙を吹いている。 けれどどちらの表情も嬉しそうで、何か収穫があったらしい。 トリスはそれを嬉しそうに見ると、ミニスに続いて大きく手を振った。 「ねぇ!<蒼の雫>についての情報を持ってる人見つけたよー!」 「え!本当!!?トリス!!」 「うん!それじゃレナードさんは初対面だから紹介するね!この人は・・」 「初めまして、さんの未来の夫、レイムで」 あたしは<情報を持った吟遊詩人>の頭を殴り倒し、呆然としているレナード達に 殴った拳を固めたままにっこりと向き直った。 「こいつはレイム、吟遊詩人よ」 「・・そ、そうか・・それで場所は聞いたのか?」 「もちろん!・・・レイムが言うにはどうやら、ミニスとケルマが決闘した洞窟の 奥深くに海に抜ける道があるらしいのよ。そこに行けばもう目の前だって!」 あたしはにこにことレイムの頭をぐりぐりと脳天から抑え付ける。 ミニス達は思いっきり退いていたが、あたしはもう構わなかった。(ヤケよ!ヤケ!) 「こっちも花の為に良いもん手に入れたぜ。例の花は摘んでもいいが・・それではすぐに 枯れてしまうらしい。だからこの容器に入れて持ち帰るのが良いらしいぜ」 そう言ってレナードが取り出したのは透明の水晶玉。 はれ?これが入れ物・・? あたしの疑問に答えるように、今度はミニスが話しを続けた。 「これは特殊な水晶玉なのよ。 これに花を吸い込ませて閉じ込めると、その吸い込んだ物は水晶玉が壊れない限りずっと保存されて、 ・・それで花を枯らせたくない貴族達や街の人たちにも扱われているの。私の家にもあったわよ?」 ・・つまり、家から持ってきてくれたということですか、ミニスさん・・!(ありがたい・・!) 「それにしても、そんなスゴイもんがあるのねー・・リィンバウム・・」 あたしが感心してその水晶玉を見つめていると、トリスのお腹が高い音を出して鳴いた。 「・・・・・・・あらら」 思わずトリスを見つめれば、彼女はわたわたと慌てて、恥ずかしそうに俯いてしまった。 あたしは苦笑しながら皆に向き直る。 「それじゃもう少しで昼になるし・・お昼でも食べよう!」 「さんせーい!!」 「それじゃ・・行くとするか」 「ハサハ・・おあげが食べたいな・・・」 「(おあげ万歳!!)それじゃーおあげがある所を重点にー・・」 昼食の食べるところを相談しながら歩く達の後ろで、レイムがふっと空を見上げた。 空は快晴、雲1つなくて。 晴れ晴れとした広い青空。 (・・何でしょうか?) ゼラムの方角から、何かを感じる。 とても強く、響くような力の塊。 レイムは、自然と不快な心地になって眉を潜めた。 だがに名を呼ばれ、その不快感はすぐに拭い去られる。 「レイムー!食べに行くわよー!」 元気な、声。 触れたところは全て、温か。 思わず愛おしそうに目を細め、レイムはに笑顔を向けて歩き始めた。 何かが、動く予感がする NEXT ------------------------------------------------------------------------ *後書き* 第41話をお届けさせて頂きました。 完全オリジナルでございます。 設定も何もかも。 そしてメイメイさん、セクハラしました。 胸触ってどうするんだ・・・!しかもなんだか意味ありげに・・・!! 変態が久々に出て来て楽しかったですvv 微妙に過去チックなものも出しました。 行き当たりばったりストーリーでございますぞーーー!!! 2002.2.15 2004/2/29大幅修正 |