見上げれば、空が視界一面を覆い尽くす。 見下ろせば、海が視界一面を覆い尽くす。 どちらに首を傾けても、そこは豊かにも青と蒼が満ちた世界。 第40夜 バノッサはまだ大海原を飛んでいた。 レヴァティーンも疲れを見せてきたが、その召喚獣を飛行させる力を保っている彼も疲れ、水平線が続くその青の世界に機嫌も悪くなるばかりだ。 「・・これであの女がいなかったらはぐれ野郎共をぶっ殺してやる・・!」 思わず呟いた、毒のある言葉。 その時ふいにレヴァティーンがわずかに後ろのほうに首を捻る。 バノッサはそんな召喚獣の行動に眉を潜め、つられるように後ろを見た。 そこには何もない大空。 だが何かが近づいて来ているのがわかる。 嫌な予感が、胸の中に沸いた 「・・まさか・・」 「ーーーーーーーーーーーーーーーーーぁーーーーーーーー!!!」 バノッサは何も聞こえないふりをして両耳を塞ぎ、レヴァティーンに急ぐようにと指示する。 若い、知っている女の声が聞こえたのだ。 しかもそれは会うだけで半殺しにされかける恐ろしい女の声で、バノッサが苦手とするメンバー達の一人。 「ーーーーーーーーーーーーーーぁぁぁーーーーーーーーーーーーー!!!!」 「急げレヴァティーン!じゃねぇと手前を食っちまうぞ!!」 レヴァティーンはその言葉にビクリと反応して、先ほどよりもかなりのスピードを上げて飛行する。 バノッサは後ろのほうの気配を気にしつつ、取り合えず気配と差が開くように精神を集中させて レヴァティーンと共に大海原を駆けた。 「バノッサああああああああああああああああ!!!!」 激しく自分を呼ぶその声は、もうすぐ後ろに。 その声の主達から逃げようとした一人と一匹の行動も虚しく、彼が操る召喚獣の隣に、 同じ種族の召喚獣・レヴァティーンが並んで。 バノッサは自分の終りを覚悟した。 「バノっぴー♪こっち向きなさーい!」 突如、隣のレヴァティーンがわずかに浮上した。 だがいたくご機嫌な声ははばたく翼と風に掻き消されることなく、バノッサの耳に届く。 頭痛が起こったようにこめかみで指を押さえ、バノッサは嫌々ながら上を見上げた。 ・・・・・なぜかハヤトと目があった。 “何故目が合う?”と硬直しているバノッサに向かって、ナツミが嬉しそうにハヤトの背を押す。 両者は叫んだ。 「ハヤト爆弾投下ー!!!!(嬉々)」 「うわあああああああああああああああああああああああああああ!!!!(鬼ー!)」 ハヤトが自分めがけて降ってきた。 それに内心かなりの驚きが走るが、バノッサはどうにか軽く避ける。 その後、突き落とされた彼は当たり前のごとくバノッサのレヴァティーンのたくましい背に顔を打って、 顔面着地に見事成功した。 俺って一体・・?(激痛) 上の方でナツミが舌打ちをして残念そうに不服をもらす。 あな恐ろしや誓約者 「ちぇっ、バノっぴー避けないでよー・・・」 「馬鹿野郎!手前・・余計な事すんじゃねぇよ!!」 「久しぶりに会ったのにつれない、バノっぴー」 「・・(この馬鹿女・・!)何の用だ、手前ら・・まさか邪魔しに来たなんて事はねぇだろうな?」 バノッサはナツミ達を睨む。 そしてナツミ達の乗っているレヴァティーンの後に続いてきた召喚獣・ゲルニカの姿を見て、 その背に乗っているソル達にも殺気だった視線を浴びせ、彼は忌々しそうに眉を寄せた。 だがトウヤはそんな睨みをまったく気にしないとでも言うように(実際は気にしていない)、 前髪を風になびかせつつも水平線が広がる海を見つめた。 「僕達はお前の邪魔をしない、だけどお前が探している人物と僕達が探している 人物は一緒なんだ。・・・・・どうだ?バノッサ、手を組まないか?」 トウヤの言い分にバノッサはしばし考え込むが、次には吐き捨てるように否定する。 「冗談じゃねぇ、手前らと組むつもりなんかこれっぽっちもねぇぜ」 「言うと思った。でもくれぐれも騒ぎは起こさないでくれよ、僕達にも後から火の粉がかかってくるからな」 「俺様が知るか、俺は俺の勝手にやらせてもらうだけだ」 バノッサはそう言って、いまだ顔を抑えてうめいているハヤトをレヴァティーンから蹴り落とす。(ヒィー!) しかし落ちそうになるハヤトをトウヤ達の乗っているレヴァティーンが拾い上げ、ハヤトは危機を 乗り越えてほっと、安堵のため息をはいた。 「うう・・レヴァティーン・・ありがと・・(半泣き)」 「ハヤト、お帰りなさい」 笑顔でハヤトの背中をさするアヤに、ハヤトは一言ツッコミをいれた。 助けような、アヤ(切実) 頑張ります(笑顔) ハヤトはアヤの眩し過ぎる笑顔に泣きそうになりながらも、目の前に白い鳥がよぎって顔を上げた。 鳥がいる、と言う事は大陸が近い証拠であって。 顔を上げた先には、白亜の城壁が佇んでいるのが遥か彼方に見えた。 「ゼラム」 アヤはうっとりするように呟いた。 そして以前ゼラムに向かった時のことを思い出す。 佇む威厳ある白亜の城、様々な形や色の屋根、賑わう人々の溢れる商店街らしき広場。。 傍に海もあるから白いカモメも陽気にその鳴き声を披露して、見るものを魅了させる街だった。 どうやらロマンチストな彼女はゼラムがひどくお気に入りらしい。 「ねぇねぇトウヤ!折角来たんだし街を回ろうよー!」 ナツミはグイグイとトウヤの服を引っ張る。 遠くでカシスも“さんせーい♪”と手を振って、クラレットも嬉しそうに顔を綻ばせる。 ソルもキールもまんざら嫌ではないらしい。 彼らはこう言った街を回ったことがないのだ。 ハヤトは呆れながらナツミ達を見る。 「俺達は遊びにきたわけじゃないんだけどなー・・?」 「良いじゃない!ハヤトは前に来たかもしれないんだけど・・あたし達は迎えに 行っただけなんだから!」 「・・よく言うよ・・・パシリにしたくせに・・(ブツブツ)」 「まぁまぁハヤト、折角ですし少し回ってリプレさん達に何か買っていきましょう? ラミちゃんやフィズちゃん、アルバくんもきっと喜びますよ?」 アヤの言葉にうっと言葉を詰まらせて、ハヤトは渋々トウヤを見る。 トウヤは“ご勝手に”と言うような表情でレヴァティーンの頭を撫でている。 むー・・・ 「トウヤも何も言わないし、・・回ろうか?」 「はい!ありがとうございます!ハヤト、トウヤ」 「やたぁー!それじゃアヤ!服見ようよ!美味しいご飯がある所見に行こうよ!」 「はい、あと素敵なお土産屋さんも・・ソル達はどこに行きたいですか?」 向こうで盛り上がっている仲間に呆れたため息を吐いていると、 レヴァティーン達はようやく大陸の上空に入り、下を覗きこむとゼラムとは違う、 港町らしきものが見えた。 えらく活気のありそうな港町で“魚食いてー”と考えながらそこを眺める。 それをぼんやりと眺めていると何か一瞬、胸の奥が疼いた。 (・・?) ハヤトは胸を抑えるが、一瞬だけで終ってしまって。 更に首を傾げた。 (何だ?) 「なぁ、ハヤト、あそこの街は何て言うんだい?」 「あそこ?俺が聞いた話だと港町・ファナンだよ。あそこは物資の輸出入の要らしくて・・ 金の派閥の管轄らしい」 「・・へぇ、リィンバウムも探すと色々な街があるな・・」 トウヤは穏やかな笑みをファナンに向ける。 トウヤも好奇心旺盛なのでこういう色々な発見を楽しむのが好きらしい。 仲間が笑うとやっぱり嬉しいのでハヤトもトウヤに笑顔を見せる。 「片付いたらさ、後で寄ってみようぜ?おもしろいモノがあるかも知れないし」 「そうだな、寄って見ようか」 互いに笑い合って、ハヤト達を乗せるレヴァティーンと、バノッサを乗せるレヴァティーン、 ソル達を乗せるゲルニカはゼラムを目指してファナンの港を後にする。 トウヤと笑い合うハヤトの頭には、先ほどの疼きの事はまったく頭になかった。 誓約者一行がゼラムを目指して飛行している同刻。 達は複雑な思いを抱えつつスルゼン砦から逃げ帰っていた。 アメルとが高熱で倒れた。 砦で起きた出来事について道中、誰も口にしない。 いや、そこで遭遇した出来事に恐怖しているのかもしれない。 死体に他の世界から呼び寄せた魂を憑依させ、それで生きている人間を殺すという あまりも・・・・・・・・・・恐ろしい、出来事。 ガレアノが崖から転落した後で、パッフェルの姿を探したけれど彼女は見つからなかった。 けれどその死んでいる現場を見たわけではないので、彼女が生きていることを願いつつも トリス達はファナンに戻ってきたのだ。 仲間になったレナードもトリス達と共に道場に向かっていた。 モーリンがガラガラっと、道場の門の扉を開ける。 そこでようやく、皆に笑顔が広がり始めた。 「ただいまっーと。それじゃトリスは風呂場からタオルを持ってきてくれるかい? ケイナは台所からありったけの氷を・・アメルを背負ってるロッカはアメルの部屋に、 を背負っているマグナはの部屋に連れて行っておくれ。アタシは薬を買いに走るよ」 「モーリン、薬の事なら僕が詳しい・・僕も行こう」 「あ・・僕も買い物に行きます!ご主人様達に身体に良いモノを食べさせてあげたいんです!」 「レシィ、私も手伝うわ!」 「俺様も行くぜ、なんにせよ・・子供だけでうろつくと危ないからな」 レナードが煙草の煙をフーと吐き出して、ミニスとレシィの買い物についていった。 モーリンは姐御肌を披露して男性陣に指示した後、ネスティと走って薬を買いに行った。 マグナはを部屋に連れて行って、彼女の部屋に通じる廊下を歩く。 ”そういえばなんか暗いな”と思って窓を覗くと世界は夕暮れを過ぎようとしていた。 薄い暗闇が、世界を覆い始める。 「もう夜なんだ、さっきまではあんなに明るかったのに」 「・・ん」 「、大丈夫か?」 「・・・・・」 起きたわけでもない、ただの声を洩らしただけだった。 彼女が起きて、笑ってくれたらこの重い気持ちも少しは軽くなったかもしれない。 には自分の心の中を、ほんの少し軽くしてくれるような力があるような気がする・・・。 「よいしょっと」 一度廊下に膝をついて彼女を降ろし、今度は横抱きにして抱え上げる。 彼女の、自分とはまったく異なる柔らかさに少々気恥ずかしくなってきて、 ごまかすように少し早歩きで部屋に向かう。 (うあ、やっぱり柔らかい・・) 横抱きなので、彼女の背中に腕を回している。 自分の右腕の上腕部分、肩に彼女の髪が触れている。 少しだけ苦しそうに呼吸している時に感じる、熱い吐息に落ち着かない。 (し、心臓に悪いって言うか・・・なんというか) ようやく部屋にたどり着いて、扉を開けて部屋に入る。 まずは横にさせなくては。 (ええと・・明かり・・あ、先に寝かせたほうがいいかな) 薄暗い中をそっと歩く。 木造の床なので一歩歩くたびに小さく、ギシッ、ギシッと音が上がる。 「・・・っと・・」 ベッドにそっと、横たえさせる。 その際に、彼女の吐息が自分の頬にかかってビクリとし、頬を押さえたまま慌てて 彼女から数歩退いた。 (あわわ・・!本当に・・本当に心臓に悪い・・・!) 格好悪いくらいに落ち着かない。 自分でも訳が分からないくらいに緊張していると知ると、ますます落ち着かなくなってきた。 マグナは自分の胸をとんとんと押さえて深呼吸をして、落ち着かない気持ちを抑えると、 再び、横になった彼女の顔を見下ろした。 明かりも何もないこの部屋で、の顔がはっきりと映る。 それに一瞬”何故だろう”と考えたが、そこでようやく月の光が窓から差し込まれていることに気がついた。 月光を浴びて、苦しそうに呼吸を繰り返す。 心配になってもう一度顔を覗き込んで、額にかかった前髪をはらってやる。 その時、の唇が僅かに動いた。 「?」 何か、呟いている。 寝言か?と思ってもはぎゅうと目を閉じて、何度も、何度も呟いている。 マグナは耳をの唇に近づけて、声を聞き取ろうとする。 熱い息が耳にかかってドキドキするが今はの言葉を聞き取るのが先だ。 「?どうし・・」 「・・・・イオ、ス」 「?!」 は熱に浮かされたように呟いていく。 「ルヴァイド・・ゼル、・・フィルド・・」 何で、彼らの名前が?! 一瞬驚きに呼吸が出来なかった・・が、すぐに我に返ってマグナは部屋の外に走り、 外に誰もいないことを確認すると、慌てての元に戻って耳を傾ける。 言葉は途切れることなく、唇から零れ落ちていく。 「・・助けて、・・・あげるから・・守って・・あげる・・から」 「・・・」 「死なないで」 涙が、目元にあふれ出てくる。 その次に苦しそうに咳き込んで、荒く呼吸をして彼らの名前を呼ぶ。 まるで自分に言い聞かせるようなその口調には、悲しい声音が混じっている。 夢が、彼女を苦しめている。 さきほども、あんなに苦しい思いをしていたのに。 ・・夢で、苦しんでいる。 「・・っ死なないで・・・」 マグナはの手を黙って握って、そっとに顔を寄せる。 唇から零れ落ちてくる名前、吐き出される熱い吐息、それすらも全て、何もかも忘れて。 ただ、安心させるように・・言葉をかける。 「 横になっているために、涙が頬を伝わらずに耳元へ流れていく。 それを指をで拭い取ってやりながら、彼女の額に自分の額が触れそうになるまで近づけて。 手を握り締めてやる。 「を残して、死なないよ だから どうか、夢の中まで苦しまないで その言葉に、表情が一変した。 とても、とても、酷く・・・・は安心したような表情になったのだ。 心の底から安堵した表情。 「良かった」 握っている手が、か弱く握り返された。 その手はやはりこの以前握ったように、自分の手とは全然違う、・・・・柔らかく、小さい。 さらには熱のせいもあるのか限りなく熱い。 握り返してきた手が、くたりとした。 それに一瞬驚いて慌てて彼女の顔を覗き込めば、穏やかな寝息に変わっていて、 ほーっと安堵のため息が出た。 (ね、寝ただけか・・ああビックリした) もう一度、彼女の顔を見る。 汗ばんだ肌が妙に輝いていて、マグナはの手を自分の頬に当てた。 手の平から伝わる体温は、頬を通してマグナの身体に伝わって熱を伝える。 「・・・・思い出した」 マグナは小さく呟く。 ゼラムを出る前の、の服は誰の物だろうと考えたことがあった。 “そのうちわかるかな”と放っていたが、今、の言葉でわかってしまった。 彼女は、”親切な人達に助けてもらった”と言っていた。 つまり・・・・・が恩人と称した人物は黒の旅団の人間達で、着ていたあの服はイオスの服なのだ。 彼らに会うたび、が悲しそうな表情したり、嬉しそうな表情をしたりしていた理由が。 何もかもがわかってしまった。 「まぐな」 急に、思考が現実に引き戻された。 それに慌てて振り向けば、薄暗い部屋の入り口に立つのは巨体の機械兵士。 その姿を視界にいれて、反射で入った肩の力をがっくりと落としてマグナは笑う。 「あーびっくりした、レオルドかー・・」 「とりす達ニハ何モ言ワナイデホシイ」 一瞬、何のことを言っているかわからなかった。 何を言っているのだ?彼は。 トリス達には何も言わないでほしい? ・・・・・・・それが、先ほどのの言葉のことだと気がつくのに、少々時間を要した。 驚きを隠せないままマグナは立ち上がってレオルドを見上げる。 「レオルドは・・知っていたのか?!が・・あいつらと繋がってたって・・」 「アルジ殿ノ口カラ、全テ聴イテイタ」 淡々と、無感情で発せられる声の言葉。 マグナはそれにも驚きを隠せなかった。 全て、聞いている 嫌な考えが、一瞬で思考の中を覆った。 震える唇をどうにか噛み締めて、マグナはレオルドを睨み上げる。 「・・じゃ・・は旅団の仲間なのか?!ずっと俺達を騙して・・!」 「騙シテイタト、思ウノカ?」 変わらぬ、無感情な声。 それに沸いた怒りが、一瞬で冷めた。 「・・・」 「まぐなハ、アルジ殿ガまぐな達ヲ騙シテイタト思ウノカ」 あの優しさが。 あの笑顔が。 あの温かさが。 全て偽りだと思うのか? 全て。 脳裏に、の笑った顔が浮かんだ。 あんなにドロドロになりながら、疲れ切った表情しながらもネスティのために薬を取りに行ったり。 ゼラムでバイトしていて、自分の事が嫌になって鏡を叩きつけた時・・何も聞かずに手当てをしてくれて。 トリスと喧嘩した時も、”しっかりしろ”と励ましてくれて。 あれが、全て? 「・・ 思いたくない 君は、本当に優しいと思うのだ 誰かが君を嫌いだとしても 自分には、君が優しい人なのだと思えるのだ 「・・俺は・・どうすればいいんだ・・?」 どうすれば、いい? どうすれば、いいんだ。 あの惨劇の夜を思い出せば、彼らを許せなくて。 アメルのことを考えれば、彼らに負けられなくて。 けれど、は。 「アルジ殿ガ全テヲ話スソノ時マデハ、何モナカッタヨウニ振舞ッテホシイ」 何も、なかったように いつものように、彼女の隣で、笑って、暮らす 「・・・わかった」 今はまだ。 そのままで。 ロッカは、戸惑っていた。 アメルはリューグにまかせての様子を見に行こうとしたら、マグナとレオルドの会話が聞こえて。 その内容に思わず聞き耳を立ててしまった。 考えたこともなかった、事実。 と 旅団が 繋がっている 信じたくない気持ちが溢れる。 溢れて、溢れて、・・でもそれを信じなくては、向き合わなくては行けないと 自分の中で叫んでいる自分がいる。 厳しかった父も言っていた。 “認める事も勇気である”と (・・でも) 怖い。 を憎む自分の姿があると思うと。 酷く怖くて、悲しくなる。 (でも、無理だ、僕には、マグナのように納得が出来ない) 平和で、少々退屈な村。 けれどとても優しい、温かい村。 あの優しい人達が集まるあの村をたった一晩で焼き払い、女子供を問わず、 老若男女惨殺したあの集団を憎まずに、許せと言うのか? (無理だ) 許せることなど、そんな事は出来ない。 自分の大切なモノを壊されて怒らない子供も大人もいない。 何かを憎まない人間はこの世にはいない。 それがどんなに小さな事でも、人は必ず何かを憎む。 殺してやると思うときだって、必ずある。 それは才能を羨み妬んだ時だったり 大事な者を獲られる嫉妬を覚えた時だったり 自分の存在を否定する、悔しい想いをする時だったり 何かを自分ではない誰かに奪われる、怒りや憎しみが元に溢れる業火の想いだったり どんなに小さな事でも、人は譲れないモノは存在する。 自分の中にもそれはある。 たくさん、たくさんある。 溢れかえるほどに、激しく、深く、燃え盛るあの炎のように。 自分の中にある修羅。 それが・・確かにあるのだ。 ロッカは拳を握り締めて、扉の前にからそっと離れて、その場を去る。 極力、音を立てないように、静かに。 レオルドにはバレているかもしれない。 暗い瞳を持ちながら、自分と葛藤する。 許すべきか 許さざるべきか 一度燃え上がる火は、自然に消える事を知らない。 全てを焼き尽くすか、相対する冷水をかけられるその時まで。 消える事を知らない。 それはきっと。 憎しみも同じ。 「・・むーん・・ふぁ〜」 あたしは欠伸をしながら伸び伸びと、身体を伸ばす。 窓を見ると薄明るく、時計を見ると午前6時を切っていた。 どうやら倒れてから1日が過ぎたようである。 (嫌な夢、見ちゃったぁ・・) めちゃくちゃ疲れていた。 倒れたときのことはまったく覚えていない。 (何で・・あんな夢) イオスと、ルヴァイドとゼルフィルドが・・・・死んでしまう、夢。 すごくすごく、見たくない夢だ。 あたしは見ていることしかできなくて、それがさらに苦しくて あたしは頭を振って、忘れることにした。 あんな結末は絶対認めない、認めてやらない。 だから・・そんな道にならないように、あたしが動かなくては。 「ああ〜、でも他にも嫌なことあった・・これも災難だった。 何でバイオ○ザード・リアル版を体験しなくちゃ行けないのよ・・ったく、ガレアノの大馬鹿め・・ 覚えてなさいよ・・・(怒)」 汗が肌にへばりついて気持ち悪いので、あたしはさっと風呂で身体の汗を流す。 温かな、染み入るような気持ち良さ。 朝風呂って最高の贅沢なのよねー・・ああ、良い気持ち・・(悦) 浴槽で浸かっていると、脱衣所でガタガタゴトン!!っとえらく激しい物音がした。 ばしゃんっと水音を響かせて身体の向きを変えて、あたしは目を丸くしつつ問う。 「誰ー?」 「て、テメエ!何のん気に風呂入ってやがる?!///」 「その声は触角弟・リューグくんかい?・・キミも入るー?(笑)」 しかし向こうの方ではリューグは大声で怒鳴りまくっている。 再びガタガタガタン!とけたたましい音が聴こえてきて、あたしは大笑いしてしまった。 あっはー!からかいがいのある奴!!(鬼) 「大丈夫ー?」 「ば・・馬鹿かテメエ!それに1日で高熱治る馬鹿がどこにいんだよ!!///」 「そりゃあなた、ここにいるでしょ?あたしの回復力は神さえ酒吐く驚き無敵の神秘のパワー(謎)」 その前におはよー(遅っ) 「(脱力)・・ここは顔を洗う場と繋がってんだよ、鍵くらい閉めとけ!!」 「あ、忘れてた。ごめんごめん(平謝り)」 あたしはバシャンと音を立ててリューグに詫びて、リューグは顔を洗うため水道の蛇口を捻る。 ぼーっと浸かっているとリューグの顔を洗う音が聞こえて来て、“平和だねー”と天井を見上げた。 「・・あ、そーだ。リューグ、アメルはどうよ?」 「・・テメエと違って眠り込んでる」 あたしはその発言にムカッとしながらも“あーそうですかい”と再び湯船に音を立てる。 しばらくしてまた、リューグに訪ねた。 「そーいやさ、ロッカに墓参りの事聞いたー?」 「・・まだ言ってねえよ」 「あーもうしっかりしなさいよー、そんなんだと命日が過ぎちゃうでしょ?」 「・・あの野郎の様子がおかしいんだよ」 「へ?」 リューグはバシャバシャと顔を洗って蛇口を締めた。 キュ・・と鳴る蛇口の音が妙に大きく聞こえた。 「・・妙にピリピリしてやがる・・あれはアメルが倒れた事と関係ねえし、 俺にはさっぱり理由がわからねえよ。あのまま誘うと絶対断られるな」 「・・何怒ってンのかしらねー?リューグ、何かした?」 「してねえよ!(怒)」 「うーん・・後であたしが聞いといてあげるよ。まぁ・・聞き出せたらの話だけどね」 「おう、頼んだ」 「イエス・サー!・・・・・・ってか、リューグ」 あたしはまたまたバシャンと音を立てて、リューグに話しかけた。 「何だよ」 「あんたが外に出てくれないとあたしが着替えられないんだけど?」 その発言にリューグはしばらく間があいて、ガタガタッ!と慌てるように外へ出て行った。 あたしがタオルを身体に巻いて脱衣所に戻ると、何やら・・タオルが乾かされてある 棚やら何やらが倒れまくっていて。 “直してから出ろよ”とツッコミながらあたしは着替えてそれを片付けるのだった。 モーリンが用意していてくれた服は、今の体調には随分楽になれる服だった。 まず紺のバンダナに薄い水色のシャツ(?)。 紺を少し薄くしたような短パンに頑丈そうな黒のブーツ。(やっぱり頑丈さがいいね!) 何やらポシェットのようなものがついていて、それを腰に当てて茶色い手袋をはめる。 「・・この世界って本当に良いなぁ・・(うっとり)」 さぁ冒険に出かけるか!(違っ) 脱衣所を出て廊下を歩いて部屋に戻っているとあたしの部屋からレシィの声が聞こえてきた。 ・・しかも大泣きの。 「うわあああああああああん!(>■<)」 「レシィ?!どうしたの??!」 何があったマイ護衛獣!! レシいはあたしの顔を見ると、突撃するように泣きながら腰に飛び付いてきた。(ウゴフッ!<激痛) あたしは彼の背中をさすりながら優しく“どうしたの?”と訪ねる。 「うう・・ひっく・・ご主人様にご飯持っていったのに・・ご主人様がいないから・・ また攫われちゃったかと思って・・僕・・僕・・すっごく怖くて・・」 ドキューン(心臓貫通) 「(くあ!何て可愛いらしい事言ってくれるんだアンチクショー!)ごめんねレシィvv あたしちょっとお風呂入ってたのvvv(ハート乱舞)」 「ぐす・・良かったですぅぅーー!!(><)」 「(キミの泣き顔が良いわーーー!!)それじゃご飯をもらうね?あたしもお腹が空いて空いて・・」 そこまで言うとレシィは更に涙を潤ませてまたまた大泣きした。 うお?!今度はなにさ?!(汗) 「うわーーーーーーーん!ごめんなさい〜!!(>■<)」 「は・・はい?」 「よぉニンゲン、お前いたんだな」 あたしはレシィの泣いてる理由がわかって呆れたため息を吐いた。 さっきまであたしが寝ていたベッドの上で、バルレルが自分の手についた米粒を舐め取っている。 「・・バルっち・・あんた・・・」 「うわーん!ご主人様のご飯獲られちゃったんですー!僕がだめだって言ったのにー!!」 「だー!ウルセエよ!!俺だって腹が減ってたんだぜ?ケチくさい事言うんじゃねえよ」 「うわーーーーーーーーーーーーーーん!!ご主人様のご飯ーーーーー!!」 「ウルセーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!(怒)」 バルレルはあたしのご飯が乗っていたと思われるお盆をブン投げて、 レシィの額にゴスッ!とヒットさせる。 さらに、大泣きした。 「うわーーーーーーーーーーん!!」 「やーい、バルっちイジメっ子ー」 「ぐぅ・・。お、オイ・・ニンゲン!何とかしろよ!!」 さすがに罪悪感を感じたのか(だったらやめときゃいいのに・・)バルレルはあたしに助けを求める。 何か自分の息子が喧嘩してるーって感じねー・・。(遠目) 取り合えずこのままにしておくのも可哀想なのであたしはニンマリと笑う。 「バルっちが“ごめんなさい”って言えば全ては丸く収まるわよ♪」 「なっ・・!?じょ、冗談じゃねえぞ!何で俺が・・」 「だってレシィはあたしの為に作って来てくれたのにバルっちがそれを横取りするからでしょ? しかもレシィの許可なく無理矢理・・まぁ酷い!」 「ぐ・・!」 「自分から謝る事も大事よ?」 あたしはバルレルに笑って、めそめそと泣くレシィをバルレルの前に出す。 「ほら、バルっち」 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・悪かったよ」 とんでもなく、小声。 けれどそれがちゃんと聴こえていたレシィが、驚いたように顔上げて、バルレルを見る。 バルレルは舌打ちをしてレシィとあたしから目を背ける。 「ほらレシィ、バルっちは謝ってるよ?許してあげて」 「・・はい・・それじゃバルレルくん!」 レシィはさっきの泣き顔はどこへいったのか、にこにことバルレルの手を掴んで部屋を出る。 「お、オイ?!」 「一緒にご主人様のご飯を作ろう?そうしたらご主人様もお腹空かないし」 「じょ、冗談じゃ・・」 「バル!」 あたしはにっこり笑って手を振った。 「作れvvあたしの為にvvv(笑顔)」 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・チクショー!マズイもん食わせてやるー!!」 バルレルはレシィに引きずられながらレシィと共に下へ台所へ向かった。 あたしは“いいなぁ・・こういうシチュエーション・・(悦)”と自分の世界にしばらく浸って。 さっさとロッカの部屋に向かうのだった。 「ロッカー?いる?」 あたしはロッカの部屋の扉を叩く。 しかし何も返事がなく、ただコンコンと木の音が返ってくるだけだ。 そこであたしは「あれ?」と首を傾げた。 「ロッカ?いないのー?・・わぎゃああああ!!?」 ロッカが突然扉を開けたので、あたしは思わず悲鳴を上げて後ずさりしてしまった。 ああああ!ロッカ相手になんて悲鳴を!せめてもうちょっと乙女らしく悲鳴あげたかったよ・・! 「びびび・・ビックリしたぁ〜・・!ロッカ、驚かさないで・・」 「・・何か、用ですか?」 あれ? あたしは思わずロッカを凝視した。 リューグのいうとおり、何だかいつもと様子が違う。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・何より・・優しい笑顔がまったく見られなくて。 ただ、冷たい瞳がそこにある。 「ろ、・・ロッカ・・?」 「用がないなら・・僕は買い物に行くので失礼します」 「ちょっとちょっと待ってロッカ!どうしたの?!」 あたしはロッカの腕を掴むが、次にはあっさりと振り払われる。 ・・何だか拒絶された気がした。 「ロッカ・・?」 ロッカはあたしの表情に困惑した表情を浮かべ、次には苦々しい、悲しそうな表情を見せる。 唇を噛んで、俯いて、目を逸らしてその場に立ち尽くす。 「・・すいません、でも・・今は・・僕に話しかけないでください・・」 話シカケナイデクダサイ ロッカはそれだけ言うと、ゆっくりとした足取りであたしの前から去る。 あたしは信じられないような気持ちでロッカの背を見送って、今度は振り払われた手を見つめた。 「・・ロッカ・・?何で・・・」 手が震える。 胸の奥が悲しいと叫んでる。 友達から無視された、そんな惨めな感覚があたしの身体を覆って。 呆然と、立ちつくした ロッカは、朝からも賑わう街中を歩いていた。 さっきを振り払った腕が妙に重く感じて、後悔している自分がいる事に気が付く。 「・・僕は・・」 “好き”と思えてきた人を、拒絶して。 そして激しく後悔していると言うのに、まだ憎みかけている自分がいる。 気持ちの整理がつかない。 「・・・でも・・」 この悲しさは 確かにあの人に感じているモノ この憎しみも 確かにあの人に感じているモノ 自分が何をしたいのかも 自分が何を思っているのかも 段々とわからなくなる 混沌と、する ロッカはモーリンに頼まれた買い物を袋を抱えなおして、空を見上げた。 晴れ渡った空はまだ朝の余韻を残していて白い。 その白さに負けない、吸い込まれそうな蒼。 海と対する、広い青。 「・・僕は、どうすればいいんだ」 リューグに話すべきなのか? この事を知った弟はどうするのだろう 彼は自分以上に彼女を憎むのだろうか? それとも・・許して想い続けるのか わからない だが話すとしても 弟の心が傷ついてしまうのかと考えると、話したくもなくなる 同じ時を過ごし 同じ悲しみを背負った弟を 傷つけたくはない どうせなら 喧嘩しても憎みあっても守ってやりたいと 思ってる ロッカは自分の中にある気持ちを抑えながら、ふと何かを思い出した。 大事な、忘れられない・・生きていて、一番後悔した日。 弱い自分を、一番責めた日。 「・・もう少しで・・命日、か」 こんな自分を父と母が見たらどう思うだろうか。 情けない、と叱るだろうか? それとも慰めてくれるだろうか? (ああだめだ、何も考えられない) 全てが混沌として、わからなくなる。 ロッカはため息を吐いて、活気のあるファナンの商店街を後にした。 やりきれない気持ちを抱えながら。 「さん、風邪・・大丈夫?」 「うん・・ありがとう、トリス・・」 あたしは俯いたまま、ベッドに座り込んでいた。 トリスはそんなあたしを心配して額に手をつけて熱を確認する。 「熱・・はないけど・・でもどうしたの?すごく、悲しそう」 「・・うん・・」 あたしはどうすればいいだろう ロッカと仲直りしたい 彼が苛ついている原因は多分、あたしだ きっと、何かを怒ってる 「おねえちゃん・・」 ハサハがあたしの隣りに来て、心配そうに服を握ってくる。 あたしはそんなハサハに笑いかけながら彼女の頭を撫でた。 「・・ねぇ、さん」 「?」 「あたしね、さんのおかげでお兄ちゃんと仲直りできたし、 ネスもさんのおかげで助かった」 トリスはあたしの目を真っ直ぐに見て、ずいっと愛くるしい顔を寄せてくる。 その眉は垂れ下がっていて、いまにも泣きそうな表情だ。 あたしの変わりに、泣いてしまいそうだ。 「ト・・」 「だから、今度はあたしがさんの悩みを聞いてあげたいの。助けたいの。 ・・さんがあたしを助けてくれたように・・力になりたいの」 「・・トリス・・」 「さんには・・笑ってて欲しい。だってあたし、さんの笑顔が大好きなの」 「あたしも・・トリスの笑ってる顔が好き。すっごくね?」 トリスはその言葉にあわあわと照れて、自分の胸を2、3回叩いて落ち着けるとまたあたしを 真っ直ぐに見つめてきた。 「・・さん、教えて。何があったの?」 ハサハも悲しそうな表情で、あたしの服を握る力を込める。 あたしは一瞬考えたが・・一人で悩んでも解決しないと考えてロッカの事を打ち明けたが、 途中でミニスが加わって来て、あたしはミニスに事情を迫られて二回も話す羽目になってしまった。 うーん、強い女の子っていいねぇー(親父か) ミニス達はうーんとうなって考え込む。 ハサハも耳をピクピクさせて宝玉を抱え、天井を見上げながら考え込んでいた。 「ロッカはリューグと違って真面目だからな・・何か悩みがあるのは確実だと思う」 トリスさん、さり気に本人(リューグ)が聞いたら怒るような事言ってますね(汗) 「そうねぇー、・・でもロッカの様子がおかしいのは私も知ってるわ。 だって街に出かけるロッカを見かけた時様子が変だったんだもの」 否定はしないのね、ミニス(笑) 「・・おにいちゃん・・迷ってる」 ハサハの言葉にあたし達は首を傾げた。 「迷ってる?」 「・・自分の・・きもちと・・反対の・・きもち・・おにいちゃん・・悲しくて・・苦しい気持ちと・・」 それに挟まれて迷ってる ハサハの言葉にあたしは更に混乱した。 悲しい気持ち?苦しい気持ち?あたしはロッカにそんな気持ちになるような事をしたっけ?? ああ!思い当たることがありそうでないような・・・! 「・・そうだ!さん!!今から“蒼の雫”を探しに行こう!!」 『蒼の雫?』 「うん!」 聴いたこともない。 サモンの話ではなかったけど・・一体なんだろ?雫ってことは・・液体?? トリスはにっこりとした表情で<蒼の雫>の事を話し出した。 「<蒼の雫>は花の名前なんだけど、それはすっごく特殊な花で・・何と海に咲く花なの!!」 「海に?!リィンバムにはそんな花があるのぉ?!」 すっげぇ!リィンバウム!(驚) トリスはあたしの驚く表情を嬉しそうに見て、話を続ける。 「その花はスミレにそっくりな花なんだけど・・不思議な力が宿ってるって言われてるの。 その力は人の心を結んだり、修復したり・・もしくは癒したりする綺麗な蒼色の花」 「・・ちなみにそれはどっから聞いた話?」 「ネス!(即答)」 やっぱりねー(笑) っていうか、ネスがどうして知ってるんだろう・・? ルヴァイド達のことを調べていたら目についたのかなぁ? 「本当にあるかわからないし、伝説だけかもしれない。 でもそれはとても綺麗で、和やかにさせてくれるから・・ロッカにあげれば、彼も落ち着いて くれるかもしれなし・・ね?さん!探しに行こうよ!」 「・・そーねー・・・“溺れる者は藁をも掴む”と言うし・・・行ってみようかな?」 「私も行く!その花・・見てみたい!」 ハサハはクイクイとあたしの服を引っ張って、ねだるような表情で見上げて来て。 「・・ハサハも・・行きたいな・・」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ハサハさん・・。(眩暈) おねだり攻撃は反則です(鼻血) 「もちろん行きましょvvvvアメルも休ませてなげなくちゃ行けないし・・ネスに一言言ってから行きましょ! 善は急げ!世界は常に回ってる!日が暮れるまでがタイムリミットよ!!」 『たいむりみっと?』 「(英語わかんないんだっけ?<汗)あ、こっちの話・・取り合えずネスの承諾もらってくるわ! みんなは準備してて!!」 「はーい!!」 あたしは部屋を走り出て、ネスの部屋まで急いでで走った。 ロッカとの解決口が見えない今、こうなったら花でも何でもすがってみるしかない。 花をプレゼントして彼と本当に仲直り出来るかどうかわかんないけど、 ゲーム中にはないシナリオだけど・・・・・・・あたしの心は前向きに動き始めていた。 人の心を癒す花<蒼の雫> それに願いをかけて NEXT ------------------------------------------------------------------------ *後書き* 第40話をお届けさせて頂きました。 バレました。 マグナとロッカにバレました、デグレアズ。 しかもロッカ、怒って(?)ます。 ヒィ!怖い! ロッカは本気で怒る絶対怖いタイプですよ!!絶対!! バルレルも・・レシィを苛めてます。(笑) でもいいなぁ・ああいうほんわかとした構図・・(悦) リューグも風呂場でこけまくり。 でその前にハヤト爆弾ってどうよ。 ある意味パラシュートなしのスカイダイビング。(しかも短距離版) 絶対イジメですな!ナツミさん、無茶苦茶ー!(愛) アヤも・・笑顔でハヤトのブーイングを避けてます。さすがリンカー。 バノッサはアヤとナツミが苦手です、理由は・・ハヤトを見ればわかります。(酷ぇ) トウヤさん、マイペェェェェス。(何) しかもサモン関係ないですねー・・何だろう・・<蒼の雫>って・・!(センスねぇー) 本当はそんな花ないです、オリジです。 オリジ色濃過ぎですね(殴) ぎゃー!すいません!! でもよく考えれば考えている構図と合わないんです!すいません!! ちなみに衣装はカイ様から頂きました! ワーイ、冒険〜!(子供か) 何故こうも皆様は絵が美味いのか・・! これは飛ばしても大丈夫です・・しかしこれはロッカイベント・・?(笑) 2002.2.11 2004/2/23修正 |