今、迎えに行くから 約束の一つを守りに 第37夜 目を覚ましたあたしの前には、やっぱり暗闇が広がるばかり。 (あーーーーーーーーー・・・今度もまたここですか・・・) 多少やさぐれ気分になりながらも、あたしはぼんやりとした浮遊感に身を委ねた。 服も以前と同じでキャミソールもどきとミニスカートとという格好。(裸よりはマシね!) スカートのすそがふわりふわりと動くのを目の端で捕らえながら、暗い闇の中での空中遊泳を楽しむ。 いや、もう楽しむしかないでしょ?!(泣き笑い) (それにしても・・ネスはどこにいるんだろ・・?) あたしがこの妙な空間に来たということは、ここにもネスがいるということらしい。 (絶対、連れ戻してやる) 死なせない あたしが、彼を死なせてやるものか キョロキョロと周りを見渡して、あたしは頭上に光が降り注ぐのを感じた。 上を見上げると今までと同じような光があたしの前にちらほらと降り注いでいる。 でもこの光は、トリス達やルヴァイドの時と違って酷く弱々しく、小さな灯火のように淡いモノだった。 (・・・これが・・ネス・・?) あたしは手に舞い降りたそれを壊れないようにぎゅっと抱きしめて、こみ上げてくる 眠気に身を委ねる。 ただそれだけを祈りながら。 一方、トリス達はオロオロと焦っていた。 ネスが死んでしまって、驚いた。 けれどもまでもが、ネスの身体に寄りかかったまま死んだようにピクリとも動かないのだ。 一体、どれほど驚けばいいというのだろう? 「お、お兄ちゃん・・どうしよう・・?!」 「取り合えず起こそう、は酷く疲れているみたいだったし・・」 マグナがに触れて抱き上げようとすると、ハサハがマグナの背中にしがみついてそれを防いだ。 マグナ達は彼女の行動に驚いたような表情を隠せず、ハサハはそんなマグナ達をじっと見上げた。 その瞳には強い意思があって。 「だめ、なの」 「ハサハ?」 「今の・・おにいちゃんから・・おねえちゃんを・・離しちゃ・・だめ」 たどたどしく、告げられる言葉。 けれどもそれはどこか、有無を言わせない威圧的なものを感じる。 「ハサハ?」 「おねちゃんが・・助けてくれるまで・・待って」 トリスはしゃがみ込んでハサハに視線を合わせると、彼女の頭を優しく頭を撫でながら問う。 「ねぇ、ハサハは何か知ってるの?」 フルフルと首を振って、ハサハはトリスの問いを否定する。 「知らない・・おねえちゃんのこと・・誰もしらない・・ハサハにだって・・みえないから・・」 『?』 その場にいたマグナ達は揃って首を傾げた。 ハサハそんなマグナ達に、ふにゃりと笑いかける。 「でもね・・おねえちゃんが・・おにいちゃんを助けてくれるってことは・・ハサハにはわかるの」 だから、一緒に待とう・・? そう呟いて、ハサハはトコトコと達の側に歩み寄り、ベッドの脇の床に腰を下ろして座り込む。 マグナ達は顔を見合わせて、最後に一つだけ、ハサハに質問した。 淡い期待を膨らませながら。 「は、ハサハ・・その・・ネスは・・助かるのか・・?」 ハサハはマグナの問いにまた、にこりと可愛らしい笑顔を見せた。 「・・おねえちゃんが、助けてくれるよ・・」 あたしはぱっちりと目を開く。 開かれた視界には、大きな家と手入れの施された美しい庭。 そこには白い、綺麗なスノードロップの花が咲き乱れていた。 (うっわー・・綺麗〜・・・あたしが来た時には蕾だったから何かと思ったけど・・あれって スノードロップだったんだ・・・) 花言葉は何だったっけ?と首を傾げながらも、あたしは目の前にある大きな家を見上げた。 そこはつい最近訪問したラウル師範の家の前で、あたしはここはネスの記憶だと確信する。 (さってとー・・声は相変わらず出ないんで何が出て来ても大丈夫ね!! 萌え的シチュエーション、カモンベイベー!!・・じゃない!ネスを探しに来たのよ! 取り合えず、彼を探さなくちゃ・・) えらく高いハイテンションを沈めつつ、あたしはスノードロップの咲き乱れる庭に 足を踏み入れる。 とにかくまずは人を探さなくては。 ここがネスの過去の世界なら、ネスに深い関わりのある人がいるはず。 しばらく、広い庭を歩く。 歩いても歩いても辺りはスノードロップばかりで、”何でこんなにこの花ばかりなんだろう?”と 呆然としながらしばらく歩き続けていると、誰かの声が耳に入った。 「ラウル師範、貴方にこの子をお願いして良いでしょうか・・?」 えらく低い声、男の声だ。 あたしはドキドキしつつも壁からひょっこりと覗きこんで。 次の瞬間には絶叫した。 (ああああああああああああああああーーーーーーーーー!!!!!) 目の前には、少し若いラウル師範と、見知らぬ男の人と、赤ん坊を抱えた女の人。 ちなみにあたしが一番に注目したのは若きラウル師範。 髪は相変わらず白いが、顔のシワも少なくてなかなか・・どこぞの紳士のような雰囲気を 醸し出していて、すごく凛々しい。 あたしはグッ!と親指を立てて吼えた。 (ジェントルメン万歳いいいいいいいいいいいいいいい!!!)←親父スキー? もうダメっすね!念願の貴方が見れて逝きそうッス!ラウル師範!!(激萌) (やっぱりたまにはオジサマエキスってか、フェロモンも味わなきゃ若者エキスの味も落ちるって もんよね・・・んふふふふふふふ・・・・) この女、危険人物につき注意 あたしはラウル師範の眼差しに悩殺されつつも、師範に赤ん坊を手渡している 夫婦らしき人達にようやく目が入った。 あたしには知らない人たちだ、派閥でも見かけたことがない。 少し高い鼻に涼しい目元、白い肌にどこか厳しい印象を受ける男の人と。 サラサラな短い黒髪に、どこかおっとりとした優しそうな女の人で。 (あれ?) どこかで見たことがあるような気分に駆られた。 壁を背にしゃがみ込んで、『??』とクエスチョンマークを頭に浮かべながら考え込む。 (誰だっけー・・?いかにもあの説教好きそうなオジサマとあのえらくサラサラの髪を 持つ奥様の雰囲気はどっかで味わったようなー・・???) どこだっけなぁー・・? 考え込むあたしを余所に、若きジェントルマン・ラウル師範(長っ)達の会話は続く。 あ・・、置いてかれる・・(置いて行かないでぇー!) 「ワシのような者に、大事なその子を預けても良いのか・・・?」 「はい、ラウル師範・・失礼な発言を承知の上で言わせていただきますが、 我々を保護・・もとい監禁している蒼の派閥では貴方以外に信じられる方はいないのです」 うわぉ、ハッキリ言いやがりますわね(拍手) 名も知らぬ男性にツッコミを入れていたら、赤ん坊の泣き声が聴こえた。 それにもう一度、師範たちに目を向ければ、女の人が腕の中にいる子供をあやしていた。 「ホラ・・ネスティ、泣かないで」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・はい? 思考回路が、止まった。 思わず呆然と突っ立っているあたしを知らないラウル師範達は、ネスティと呼ばれた赤ん坊に どうにか泣き止んでもらおうと、慌てて笑顔を見せる。 そこには確かに、優しい愛情が。 「どうしたんだ?ネスティ」 「眠たくなってるみたいです・・ラウル師範、ベッドをお借りしてよろしいでしょうか?」 「ああ、構わんよ。ゆっくりと寝かせてやりなさい。・・おやすみ、ネスティ」 ラウル師範はネスティの頬に軽いキスを送ると、赤ん坊が、嬉しそうに笑う。 それに一同がほっとした笑顔を見せて、女性とネスティが去るのを見送る。 彼女達を見送った後で、師範は感銘を受けたように辺りを見回した。 「しかしまぁ、このスノードロップは相変わらず見事に咲き誇っているな。 彼女が愛情をかけて育てたからじゃろうな?」 にこにこと笑うラウル師範に、男はつられるように苦笑する。 すごく厳しそうなイメージがあったけれど、案外気さくな笑顔を持ってる人だ。 ・・・なんでこうも素晴らしい笑顔を持つ人が溢れてるのよリィンバウム・・!(万歳!)←ヤバイ 「はい、彼女がネスティの為に育てたんです。 花言葉は何回聞いても教えてくれませんでしたが・・・」 「ハハ・・彼女も照れ屋な所があるからのう・・可愛らしいものじゃないか」 ラウル師範はスノードロップを優しい目で見下ろしながら、その花びらの感触を楽しむ。 下向きに咲く花だけれども、その純白の色にはどこか心が洗われるようだ。 「どうか、お願いします」 「?」 「・・・・・・ネスティを預かってくれませんか?」 師範が、花びらから手を離した。 次には花びらたちは風にあおられ、数枚の花びらが空に舞う。 「ワシは別に構わん。・・じゃが、お前さん達はいつ帰ってくるのじゃ?」 男性はしばらく考え込んで、重たそうに唇を開く。 そこには強い決意が。 「わかりません、もしかしたら帰ってこれないかもしれません」 「・・・・・・」 「ですが、ここ最近融機人の仲間が立て続けに行方不明になっているのを、 見過ごすわけには行かないのです。・・・ネスティの将来の為にも」 (行方不明?) あたしは眉をひそめて、男を見た。 っていうか、行方不明というのはどういうこと? ・・・・・・・誰かに、殺されているのだろうか・・・・・・・・? そこまで考えて、あたしはレイムの後姿を思い浮かべた。 やっぱり、彼が原因なのだろうか。 もしそうだったとしても・・・・・・・・・・・・・彼は、そうまでして何を望むというのだろう? 「・・ネスティは融機人最後の子供じゃ、お前さん達はネスティを独りの孤独に追いやるつもりなのか」 痛々しいその言葉の意味は、訳がわからなくて混乱していたあたしの頭でも理解できた。 多分この人達が、ネスティの家族が最後の融機人達。 沈黙を保つ二人の間に、冷たい風がスノードロップの花びらを揺らす。 男性は、また・・重そうに唇で言葉を繋いだ。 「・・独りにはなりません、・・貴方がいます」 「・・・・・」 「人間でも、我々に分け隔てなく接して来て下さった貴方なら・・ネスティも孤独に 耐えられましょう。私は貴方を尊敬していると同時に、異界・リィンバウムの“対等の友人” と認めているのですよ、師範」 男は穏やかな表情で笑みを浮かべ、それを師範に向けて告げる。 師範はそれに考え込んで、ため息を一つ吐き、そして決意したように頷いた。 「・・わかった、“友人”として・・お前さん達の息子を預かろう。 決して 「ありがとう」 発達し過ぎた世界に耐えられず 機械と融合する事で、命を永らえてきた種族・融機人 姿形は、あたし達とは違っても 同じ・・誰かを想う心を持っている 「ネスティを・・想ってくれる誰かが現れるまで、ワシが側にいましょう・・それまではワシも死なん」 ”決して”と、言葉を繰り返す彼に、男の人の顔が歪んだ。 あたしがその人を見つけて初めて、泣きそうな表情だ。 「ロレイラルの祝福が、貴方とネスティにありますよう」 「お前さん達も・・リィンバウム・・・エルゴの王の祝福があるように」 それは互いの無事を祈る言葉。 “対等の友人”として、お互いを案じる対等の心配。 互いに差し出して、握り締めた手に、しっかりとそれを表す。 見ていたあたしは胸の奥が熱くなって、思わず涙が滲んできた。 なんて優しい 思いやりなのか あたしはその場を離れて、壁をすり抜けてネスティを探しに向かった。 廊下の窓ガラスの向こうにスノードロップがその細い身体を揺らしていて、夜を迎えようとしている。 暗い闇夜にも光るその花は、あたしの目に焼き付いて。 あたしは花言葉を思い出して、早くネスを見付ける為走った。 ネスを連れ戻して落ち着いたら、ラウル師範の所に行こう そして蕾だったスノードロップの花言葉を教えてやろう そこには確かな愛情があるんだって、教えてあげよう ネスは独りじゃないからって事、分からせてやるんだから とある一室から、ネスティのお母さんらしい人が出て来てあたしの隣りを歩いて去る。 あたしは扉に手をつけて“お邪魔しまーす”と言いながら、扉をすり抜けた。 あっはっは!気分は幽霊ね!!(ヤケクソ) きょろっと辺りを見回して、あたしはすぐにネスの姿を発見した。 蒼で統一された部屋の大きなベッドには、小さな身体を持った赤ん坊が寝こけていたのだ。 あたしはそっと近寄って、その赤ん坊の顔を覗きこむ。 (うっわー・・可愛いvv) 白い肌でまん丸とした柔らかそうな頬、長い睫毛に少し短いサラサラの髪。(多分ここは母似だな) 小さな手にすごく小さな指を軽く突つきながら(やっぱ透ける!(泣))、あたしはネスの髪を見つめる。 風にサラサラと流されて、大人になったネスの髪と変わらない。 (・・ネス、起きろー・・ってか、超可愛い・・(悦)) で、大人になるとああなっちゃうのねー・・ 世界って、寧ろ人間(融機人だ)って不思議ー・・(遠目) あんまりにも幸せそうに眠るので、少しイタズラを思い付いてツンツンと頬を突つく。 スカスカとすり抜けてしまうのが(非常に)残念だが、あたしは頬を撫でるように呼びかけた。 (ネス、起きて・・あたしは迎えに来たんだよ?いつまでここにいるつもりなの?) だがネスティは眠ったまま。 あたしは無反応な彼に少々の苛立ちを感じて、言葉をキツくして続ける。 (・・・いつまでも過去の幸せの記憶に閉じ篭もってるんじゃないわよ。 どんなに苦しくても、悲しい世界の中であっても、 その言葉に反応したように、赤ん坊ネスティの目が開かれた。 大きな黒い瞳で、彼は見えないはずのあたしが見えているかのように見上げて。 号泣した。 「おぎゃあああああああああああーーー!!!」 (ぎゃああああああああああああああああああああああ!!!!(汗)) こんなリアクションはノーセンキュー!! あたしは大声で泣きまくるネスにあわあわと慌てながらも、あやそうと努力する。 だけどあたしの身体は幽霊状態であるために、抱き上げようとしてもすり抜けたり、 子守唄でも歌おうとしてもネスには声が聞こえないので、どうしようもなかった。 まさに四面楚歌(意味違うし) (ちょとネス!ダダこねないでよ我が侭言わないでよ!!帰りたくないの?! トリス達の所に帰って説教したくないの?!) 「おぎゃあああーーー!!!(大泣き)」 (あたしが泣きてぇよおおおおおおおおおおおおお!!!!(半泣き)) “どないせーっちゅーねん!”と頭を抱えていたら、周りの空間が影に飲み込まれる ように暗くなる。 同時に赤ん坊のネスの姿も掻き消えて、次は派閥の庭があたしの視界に入った。 うわぉ!また瞬間移動?!! (って、ネスの姿見失ったじゃないの!!また探せってか?!) ”ああもうこんなことしてる時間なんかないのに!さっさと連れ戻さなくちゃいけないのに!” と頭を一度クシャリとして、あたしは庭を詮索し始めた。 詮索してしばらく。 小さな、小さな・・誰かのすすり泣く声が聞こえてきた。 (・・?) あたしは不思議そうに耳を済ませて、草陰を覗きこむ。 そこには華奢な、細い身体付きの男の子が、蹲って泣いていた。 その傍らには、レンズが涙で濡れてしまっている眼鏡が。 赤ん坊の次はミニ・ネスティですかい・・(萌) あたしは心の中で喜びながらも、そっとネスに歩み寄って泣いている彼の隣りに腰を下ろした。 彼の身体は服に包まれきっていて、身体の一部も露出されている所はなくて。 身体を隠しているのがわかった。 「うう・・ひっく・・父さぁん・・」 目元を紅く腫れさせて、肩を震わせながら腕をさする。 よく見ると、服の腕の部分に血がついていた。 明かに、人為的な切り傷。 そして顔には青い痣や紅く腫れあがった部分、唇も切れていた。 (・・ネス・・) あたしの考えていたモノと、全然違っていた。 想像を、絶していた。 彼の過去はあまりにも厳しく、悲しく、人間を嫌いになってもおかしくないほど酷い仕打ち。 それにあたしは悲しみを覚え、同時に怒りすら生まれる。 やはり人間は部外者・・自分たちとは違うモノを嫌う。 それは異常なまでに。 「たすけて・・誰か・・ひっく・・怖いよ・・」 耳を抑えて、何も映らないように目を閉じて俯く。 彼にとっては、周りが、全てが、恐怖の世界。 (・・ネス・・) あたしは彼の身体を包むように、抱きしめる。 こんな小さな彼に、この世界は残酷だ。 残酷過ぎて、哀れ過ぎて・・・それを耐えようとしている彼が愛しく思える。 異常なまでに人と関り合うことを拒む理由が、身を持ってわかった。 彼の目には、あたし達人間は憎むべき対象者。 「・・たすけて・・」 実体がないのが酷く憎い。 実体があれば抱きしめてやれるのに。 実体があれば声を掛けてやれるのに。 「ネスティ!」 草木を乗り越えて、男が現れた。 ネスティはビクンっと身体を震わせて見上げると、途端に安心したような表情になる。 「父さん・・!」 「・・っはぁ・・ネスティ・・、こんな所におったのか・・会議が長引いてしまって・・ 独りにさせてわるかったな・・」 さっき見たよりも、少し老けたラウル師範。 ネスは嬉しそうに駆けよって、息を切らしているラウルの腰に抱き付いた。 「おっと・・ネスティ、どうしたんじゃ?」 「・・ううん・・何でもない・・」 ぎゅうっと抱き付いて離れないネスティに苦笑しながら、ラウル師範はそっと抱き上げて歩き出した。 その顔には優しい笑顔を携えて。 「ほら、ネスティ・・帰ろうか。今日はワシのお手製のカレーじゃよ?」 「・・父さんのカレー、たまに黒いのが浮いてる・・」 「はっはっは、あれはコゲただけじゃよ・・なんて事はないぞ?」 「でも本でコゲたの食べたら病気になるって・・」」 「おお、ネスティもまた賢くなったのうー・・そろそろごまかしきれんか?」 「・・でも父さんの料理・・ ラウル師範はその言葉に目を丸くして。 ネスは恥ずかしかったのか師範の肩に顔を埋めて、頬を紅く染める。(うわ、可愛い・・!!)←危険 師範はそんな彼に、本当に嬉しそうにニッコリ笑って、ネスの頭に手を置いて歩き出した。 あたしはその後姿を見て、とてつもない安心感に覆われる。 (・・独りじゃ・・ないね) そして師範がいて、マグナとトリスが現れて ネスは先へ進んで行く それはこれからも 空間がまた変わった。 今度は最初にいたあの暗い空間で、あたしはどうやら戻ってきたみたいだ。 あたしの少し後ろの方には、あの弱々しい光の粒が、降り注いでいる。 まるでそこが、スタート地点だといわんばかりの、あの場所だ。 (ああやっと戻ってきた・・って、ネス探せてないじゃん!!) 当初の目的をすっかり忘れてしまっていたあたしは、慌てて辺りを見回した。 けれども、行けども行けども、暗闇ばかり。 本気で焦りが胸の内からこみ上げてきた時、あたしはやっと彼の姿を発見した。 あたしから少し離れた、その先。 ずっと探していたネスが倒れていた。 (ネス!) 「・・・・・?」 ネスはぼんやりとした目であたしを見上げて。 あたしが彼の腕を掴むと、弾かれたように身を起こして立ち上がった。 「?!何でキミがここに・・!!」 (何でも良いでしょ!ホラ、帰るわよ!!) あたしはグイッとネスの腕を引っ張るけれど、ネスはそれを振り払う。 オイ、あたしを待ってたんじゃないんか!アンタ!!(逆ギレ) 「・・僕は、戻らない」 (はあ?!あんた言って・・) 「僕はここに来て考えたんだ・・僕があの世界にいると義父さんに迷惑がかかる。 ・・僕はあの人だけには負担も何もかけたくないんだよ」 (あたしのここまでの苦労はいいってわけ?!) “ふざけんじゃねーーーー!!“と怒るあたしに、ネスは首を横に振る。 「違う!・・・・・・キミには本当に感謝している。まさかここまで・・来てくれるなんて 思ってなかった。 あたしは一度、コクンっと頷いた。 機械的な身体。 それは今も、目に焼きついている。 「・・気味が悪かっただろう?僕はロレイラルの融機人で、キミ達とは違う存在なんだ。 ・・僕はそれがキミにバレるのが怖かった・・そしてそれは現実になって、 恐怖はますます募った」 (・・・) 「キミと出会った時は、“なんて無茶苦茶で、変な奴なんだろう”って。 本気で関わり合いたくなかったさ。 でもキミを少しだけ知って・・だんだんと、安心している自分がいて・・何だか嬉しかったよ」 ネスはあたしの頬に手をあてて、悲しそうに見下ろした。 「・・こんな所まで迎えに来てくれて キミが好き、と 言いたかったけれど、言わない この気持ちと一緒に、死のうと決めた キミを困らせたくないから 「・・最後にキミに会えて、良かった」 ネスはそれだけ言うと、あたしをキツク抱きしめた。 どうやら今は触れることが出来るようで、髪を撫でて肩に顔を埋めて。 小さく笑みを零す。 「・・キミと一緒に喧嘩が出来て、他愛もない会話が出来て」 思い出すのはキミとの思い出 「・・一緒に笑えて、同じ時間を一緒に過ごせて」 今抱いているその温かさも何もかも 全て一緒に持っていこう そうすればきっと淋しくも、悲しくもない 「・・本当に・・幸せだった・・」 マグナもトリスも、仲間もたくさん出来て、笑って 義父さんにも愛されて キミと出会えて これ以上の幸せはきっとなかった それは虐げられた昔の悲しみさえ消し去って 自分の中にある悲しい色を、優しい色に変える 「さようなら」 ネスは、そっとあたしから身体を離す。 何も言えないまま、返せないまま立ち尽くしているあたしに背を向けて、暗い道を歩き出す。 (何で・・) 何で、あんなこと言うのよ 本当に、本当に、それが最後みたいな言い方 でもあたしは、彼を止めていいのだろうか? あたしは、彼の過去を見た。 小さい頃に受けた傷が、とても酷くて、目も背けたくなるほどのもので。 そんな世界の中を生きている彼を・・・止めていいのだろうか? 彼自身が、望んだことを、止めていいの? そう思った時。 動けないまま肩を震わせるあたしの頭に、声が響いた。 あの、声だ。 ”ねぇ、行ってしまうわよ?” ”助けに、連れ戻しに来たんじゃないの?” (・・わかってる、わかってるよ・・でも・・) ”彼が望んだ事だから?” (・・あたしに、止める権利は・・ ”そんなに泣いているのに?” 言われて、あたしは頬に手を当てた。 そんなあたしの目からは涙が止めど無く流れて、頬を濡らしまくっていた。 頬も真っ赤、顔がぐしゃぐしゃ、それはとても、人には見せられないようなモノだった。 ”止める権利はないかもしれないね” ”でも、・・・あなたには、引き止める権利はあるでしょ?” (・・引き止める・・権利・・?) ”彼が、大事な友人なら” ”なくしたくないでしょ?” ”ホラ、まだ間に合う” ”走って” その言葉と同時に、足が動いた。 あたしは少し離れたネスの背中に向かって、必死で走り出した。 彼が行く先は、本当の闇だ。 あれ以上進めば 彼は、本当に帰ってこない (ネス!!) ネスが、足を止めて、僅かに振り向いた。 その瞬間にあたしはどうにか追いついて、無理矢理手を取るとネスが進む道とは逆の、 まだ少し薄暗い場所へ引きずって、光が降り注いでいる場所へと連れ戻そうとする。 「?!」 (もう、あんたが何者でもいい!!) 「な」 (ネスはネスだから!あたしの中ではそれはずっと、ずっと変わらないから!! 後悔しない選択を目標にしたけど それは、ネスを連れ戻さない限り達成されない 後悔はしたくない それがどんなに悲しい事か悔しい事か 元の世界でも、何度も味わった こんな夢のような世界に来てまでも 味わいたくない (あんたは独りなんだって、迷惑だ、負担なんだって誰が言ったのよ!!(フリップは言いそうだけど!) あんたの両親だって、ラウル師範だって親馬鹿発揮するほどまでにあんたが好きで好きでたまらないのよ!! あのスノードロップがいい証拠よ!) 「・・スノードロップ・・?義父さんの家にあったあの白い花か?」 (そうよ!あれは・・あんたの為に植えられたものなの!他でもない愛情の証拠なの!!) あれは、偽りのない、真っ白な愛情のようだった 涙が、ぼろぼろと零れていく。 それにネスがぎょっとした表情を見せて、彼の腕を掴んでいるあたしの手を取ったけれど、 あたしはさらに彼の腕を強く握り締めて、続けた。 (・・っ・だから・・いかないで・・どうしても死にたいなら・・あの庭に植えられた、 あの花の意味・・ちゃんと知ってから死になさいよ・・! それでも死にたいって願うなら!あたしがあんたを殺してあげる!!) あたしはぐしゃぐしゃの顔でネスを見つめて、彼が手を振り解けないように強く。 汗が出るほど握り締めた。 「・・キミは・・何を言っているのかわかってるのか?」 (わかってるわよ!人を殺すってすっげぇ事言ってんなあたし!ってかもう犯罪者ギリギリどころか 犯罪者になってすっげぇ嫌だコンチクショー!って思ってるわよ!! でもそれほどあんたに死なれたくないって意味でもあるんだから理解しなさいよこの乙女! ヒロイン!!眼鏡ーーーーーーーー!!) 何かもうメチャクチャである ネスは慌てて首を振って、“そうじゃない”とあたしを宥める。 「ち、違うんだ・・僕が・・あそこに居てもいいのかって意味で・・」 (居てもいいに決まってるでしょ?!あんたがサイボーグだろうがロボだろうが! あたしには関係ないしあたしの可愛い可愛い(以下エンドレス)トリスやマグナが ずっと泣いてるよりマシよ!!) “だから死んだら祟ってやる〜”と泣きまくるあたしにネスは更に慌てた。 眼鏡なんて半分ずれ落ちていて、何だかカッコ悪い。 「、キミが関係ないと入っても他の皆が・・」 (皆だって気にしないわよ!だってリィンバウムは召喚獣がボコボコいるのよ?! 今更驚くような事ないじゃない!!それにあんたが死んだらあたしの愛でる対象者が 減るって意味なのよ?!それがあたしにとってどれほど痛い事か知らないでしょ? ええ知らないでしょうね!地獄見るよりずっとずっと悔しい事なんだから!!) 「愛でるって・・キミは自分が何を言ってるのか理解してるか?(汗)」 (してない!自分でも訳がわからんわよ!!でも死ぬな!) 死ぬな 死ぬな 絶対、死ぬな あんたはもう、あたしの中では 「あんたは・・あたしの友達なんだから」 「 「死んじゃ、嫌だよっ・・・」 ネスの、あたしの手を掴む手に、力が込められた。 それに顔を上げれば、彼はどう答えればいいのかわからない、困惑の表情を見せている。 その様子に、あたしは流れ続ける涙を拭いながら、思わず細く微笑んだ。 よっしゃ、チャーーーーーンス★(ニヤリ) (男だったらシャキっとしてよ!二択してあげる!!死ぬ?死なない?!どっちよ! っていうか寧ろ死なないを選べーーーーーーーーーー!!!) その時点で二択じゃねえ ネスは、とうとう軽く両手を挙げた。 それは降参を意味したもので、呆れたようにため息を吐きながら、落ち着くようあたしを宥める。 「・・わかった、わかったから落ち着け。僕は死なない、戻るから泣かないでくれ」 (本当ね?本当に、本当ね?あとで嘘って言ったらマジで怒るわよ!) 「・・・まったく、君は変なところで子供だな」 (ほっといてよ・・!) 「わかったわかった・・・・キミは、本当に馬鹿だ」 (シャラップ!しかもいつものセリフは疑問文じゃなくて確定文だし!!ああもう何かムカツクー!) “うがー!”と頭を掻きむしるあたしの手を掴んで、ネスはそっと、あたしの髪を指で梳く。 白い指が髪を弄び、あたしは思わず、怒ることをピタリとやめてネスを見上げた。 彼は何とも言えないほど、優しい表情であたしを見下ろしていた。 「キミは本当に (・・っ、あんたのことが大好きなんだから!しょうがないでしょ!?文句あるの?!) あたしの言ったセリフに、ネスがピタリと、髪を梳いていた指を止めた。 そして目を見開いて・・、なぜか、顔がどんどん赤くなっていく。 ・・・・・・・おや? 「だ、だい・・?!」 (何よ?) 「あ、いや・・・・・・・・その・・・・・・・・・・」 ・・・・・ここまで顔を赤くするのも、珍しい。 あたしは珍しいものを見るかのようにネスを見上げて、彼の中ではすっかり、死ぬ気持ちが なくなったことを理解する。 (ネス?) 「何でそう、気軽にそういうことが言えるんだ君は・・本当に信じられないな・・・」 (は?) 首を傾げるあたしに、ネスはため息を吐いた。 とても深い、深いため息をだ。(どこか切なさも混じっているような・・?) 「・・・・・・・・・・もう、いい(脱力)」 (ああそうでございますか!それじゃあんたの気が変わらないうちに帰るわよ!!) あたしはネスの手を掴んでズカズカと、光の降り注ぐ明るい場所へ歩き出した。 今度は振り払われないように。 今度は、しっかりと、手放さないように。 ネスはそれに何を思ったのか知らないけれど、彼は確かに、呟いた。 ・・それはあたしにも聴こえないほど、そっと、小さく。 「そうだな、君と帰ろう。・・・・・僕の 眩しさが、目を照らす。 それに意識が目を覚まして、あたしの全ても目を覚ました。 (・・・あれ?) 寝ぼけたままの目で周りを見ると、ハサハがあたしの傍で眠っていた。 床やイス、ソファーにはマグナ達やアメル、ロッカやリューグ達も居て。 なぜか、仲間が皆集合して眠っていた。 人数が人数なだけに”人口密度が濃い!”といわれてもいいくらいだ。 (・・何で皆ここにいんの・・・?・・・・・・・・・・・・・・・・・って、戻って、来た?) あたしはハッとしてネスの方を見る。 彼は相変わらず眠ったままだった。 「ネス、起きて」 ドキドキしながら、呼びかける。 これで目を覚まさなかったらどうしよう。 そんな不安が、胸の内を覆いつくす。 (でも) あたしはぎゅっと、ネスの手を握り締めた。 (あたしは、ネスと手を繋いだ・・そして、光の場所まで戻ってきたんだ) 強く、強く握り締めて、あたしは再び彼を呼ぶ。 するとしばらくして・・・・・・・・・・・・彼の瞼が、ピクリと動いた。 「・・ん?」 瞳がゆっくりと開かれていく。 深い、黒色の瞳があたしの姿を映し出す。 それにあたしは、泣き笑いを抑えられない。 ネスはあたしを視界に入れると身を起こした。 そして首を動かして、握られていないもう片方の手を動かして・・照れくさそうに笑った。 「 次の瞬間。 あたしは、がばぁっ!と彼に抱きついた。 それにネスがかなり慌てた声を出したけれど、あたしはぎゅううううっと彼の腰にしがみついて、泣いた。 「え?あ・・?」 「馬鹿!」 「・・・・・・・」 「馬鹿、バカ、大馬鹿ネスティ!心配させないでよ!あたし、あたし本当に、だめ・・ だめかと思ったんだから・・!生きた心地なんか、ちっともしなかったんだからぁ・・・!!」 彼に、涙の熱が伝わったのだろうか。 泣きつくあたしの頭を、彼はそっと、ぎこちなく撫でて、・・・・小さく、謝ってきた。 「すまない、本当に・・」 「うるさいうるさい!どうして長いこと薬のことを誰にも言わなかったのよ! そうしたら、そうしたらこんな気持ちになることなんかなかったのに・・・!! 馬鹿はあんたよ!この大馬鹿ーーー!!!」 ネスが、とんとんと宥めるようにあたしの背中を叩いた。 それにどうにか落ち着いてきたのかあたしも怒りがどんどん収まってきた。 「これからはちゃんと、あたしに相談すること!いいわね?(ビシッ)」 「・・ああ、わかった」 あたしはそこでようやく、満足気ににっこりと笑うことが出来た。 そしてネスからふらりと離れて、すぅっと息を吸い込んで。 「皆起きてーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!」 あたしの言葉に、全員がガバッ!と一気に起きあがる。 ハサハは眠たそうな目をこすりながら、ぼんやりとした表情であたし達を見上げた。 「・・おはよう・・おねえちゃん、おにいちゃん・・」 『ネスーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!(><)』 トリスとマグナは大泣きしながら、ネスの身体にタックルするように抱き付いて、 三人は三人とも、ばったりとベッドに倒れこんだ。(威力Sタックル・・?!) 「こ、こらっ?!マグナ!トリス!!」 アメルとミニスは泣きながら手を合わせて喜んで、フォルテとロッカは笑い合って。 リューグは呆れたため息をついて、ケイナとモーリンも互いの顔を見て微笑み合った。 カザミネも満足そうな表情をでうんうんと頷いて、レシィもレオルドに抱き付いて喜んでいた。 「こら・・マグナ、トリス。キミ達に言っておいたレポートの締め切りは今日までだった がちゃんとできて・・」 「良かったーーーーー良かったよーーーーーー!!ネスぅーーーーー!!(><)」 「俺、レポートも朝食もいらないから!ネスがいればそれでいいから・・!!」 涙で服を濡らすトリスとマグナの頭を撫でながら、ネスは苦笑した。 あたしはそれを見届けて部屋を出て、ぺったりと廊下の床に座り込んでしまって、蹲った。 部屋の中から皆の喜んだ声。 「・・良かったーーーーーーーーーーー・・・・」 あたしはもうヘトヘトだった。 昨日まともに寝てないし、服も何もかも汚れていて。 でも顔はニヤけきっていた。 後悔しない選択。 それを達成することが出来たから。 うずくまっているあたしの前に、バルレルが来て。 中の歓声を聞きながら、あたしに意地悪そうに笑った。 「やるじゃん、ニンゲン」 「あはは、ありがとバルっち・・でもさすがに疲れたわ・・」 「さっさと身体洗ってこいよ。朝飯食えるのはまだ先のようだしな」 「そーねー・・サッパリしてくるわー・・それじゃ・・」 バルレルが、立ち上がろうとしていたあたしの手を引っ張って立たせてくれた。 それにお礼を言おうと思ったら、彼は少々、複雑な表情でいた。 ・・・・・・バルレル? 「テメエにつけた血の匂いの奴の事だけどな・・言わなくていい」 「?何で??」 あたしは首を傾げながら、バルレルを見下ろした。 バルレルは鼻で笑って、あたしを見上げる。 「俺には関係ねーし、それに・・お前が言い出すのを待ってやる。 何かタイミングが悪そうだからな」 「・・・そうかも・・ってか、疲れて話す気力もないザンス・・」 あたしはフラフラしながら脱衣所へ向かった。 そしてさっぱりと風呂に入って、ノタノタと部屋に戻りボスっとベッドに寝込んだ。 窓から見える空は澄みきっていて、雲一つない青空で。 雲の白さに、あたしの頭の中に、白いスノードロップの花が浮かんだ。 (・・・・・花言葉) 胸に、ぽつりと花言葉が残る。 それを抱き込むように丸まりながら目を伏せて、あたしは暗い世界に意識を投じた。 どうしようもない、今の喜びを噛み締めながら。 白き花の花言葉 それは、 がむしゃらに、そして強引に ただただ前を進む力 それは誰かの愛情や 隠された、秘められた小さな想い 居場所は人が決めるモノではない 自分自身が決めるモノ それに気付かせてくれるのは 自分の中にいる誰か そうして貴方は居場所へ環る NEXT ----------------------------------------------------------------------------- *後書き* 第37話をお届けさせて頂きました。 ネス、赤ん坊も見たいですが少年・ネスの方が私的には萌えます。(死ね) ネスは母似希望かな・・?(またかい) ああ、ネスの過去とかまた勝手に作ってしまった・・でも書きたかったんです。 やっぱり人と違うって気持ち悪いです。 避けてしまうものだと思います。 でも一人は好きになってくれる人はいると思うんですよ、そういう避けられている人でも。 そう思いたいところがあるのです。 ちなみにスノードロップの花言葉 あれは<希望・まさかのときの友・慰め・初恋のまなざし>って意味なんです。 他にも候補の花があったんですが、スノードロップって響きがいいからついやってしまいました。(コラ) 取り合えず補足説明させて頂きますと、ネスのお母さんはネスが希望を持って前へ歩けるようにと 願いを込めて育てたんです。 そのスノードロップの世話をラウル師範が受け継いで、今の今まで育ててきたんです。 これが一番書きたかったのですが、気力が持ちませんでした。(瞬殺) でも主人公逆ギレ最強伝説チックに書けたので満足です。 字が多過ぎてさぞかし読みにくかったと思います。 ごめんなさい・・(汗) しかも黒壁紙だから余計に見にくいんですよねー・・あうあう。(何) さて、ここで一つ見所を紹介させてください。 ジェントルマン万歳。(萌) ラウル師範ーーーーーー!!(愛) いいっすね!紳士的なダンディ様は!!(何やそれ) 萌えます!イエスイエス!! ラウル師範夢が猛烈に読みたい私を許してください・・ウオオオ。 それではやかましい叫びと共に逃げます。 オリジ色が強くて切腹モノですがお許しください。 では!!(脱兎) 2002.2.5 2004.2.10大幅修正 |