第13夜 イオス達は撤退して、リューグとネスとも何とか仲直り(?)出来て一息をつく。 そしてあたしは夕食を終らせて、疲れたため息を吐きながらその問題のぼんやりと光景を見つめていた。 そう、問題は山積みなのよねー・・(遠目) (よくよく考えれば戦闘とか主人公達が増えても物語り事体は変わってないのよねー・・) 目の前の光景、それは双子のVSモノ。 うっわ、ここまでドロドロした兄弟って言うのもまた珍しいわよね・・・ んで、二人が争っている理由なんだけど・・・ 「リューグ!無駄な犠牲は出すものじゃないんだ、争わないですむ方法を探さないと・・」 「うるせえ!!あいつらを全員ぶっ潰してやらねえと俺の気がすまねえんだよ!!」 「二人とも〜(汗)」 「どっちが正しいって言われたら答え様もないよ・・・(ため息)」 マグナは呆れているし、トリスは二人の間でオロオロしてる。 ってか、あたしもあんたと同意見よ、マグナ あたし達三人がため息をついて二人の争いを見守るがどっちもまったく退かなくて。 双子だからレベルも一緒なのかしら・・?(疑問) 「大体・・村で一番強いと言われていたお前がまったく歯が立たなかったじゃないか! そんなお前があの黒騎士に復讐なんて無理だ」 「・・黙れ!」 「おお!図星を差されたリューグ選手、ロッカ選手に掴みかかって睨み合いになるー! これはますます激しい戦いだあー!」 「・・・さん、何してるの・・・?(汗)」 「あ、あはは。折角盛り上ってるから実況中継してみようかなーなんて・・」 「お!リューグがロッカにパンチング!、キミはこのあとロッカはどうでると思う?」 「んー、そうねー。まず・・ 無糖ロッカになってリューグの頭をハリセンでしばく・・」 「(B降臨)ははははははは、リューグ。痛いじゃないか(バシコーン!!)」 「んで、その後間髪入れずに槍の刃のない方でリューグの腹を突き・・」 「ははははははははははははははは、弟は兄の崇高なる意見を敬うという掟があるんだぞ?(ドスっ!)」 「それでートドメに卍固めでフィニッシュね!」 「はははははははははははははははははははは、ほーら、リューグ。取り合えず暴力反対だから 黙っていろよ(ギリギリベキボキゴキャぁ!)」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。(ごくり) ・・・・・・骨が危ういような音が響いて、あたし達は思わず息を呑んだ。 今の・・骨が砕けんばかりのハーモニーは何ですか・・?ロッカさん・・・(滝汗) アメルが作ったクッキーをマグナ達と頬張りながらあたしはタラリと冷や汗を流す。 黙ってしまったリューグを投げ捨て、ロッカは爽やかに汗を拭って言い放った。 ふぅ・・平和万歳・・! 平和じゃねえよ・・ってか、この双子は喧嘩しかせんのか!(ツッコミ) お茶を持ってきたアメルは黙ってしまった(寧ろ黙らされた)リューグを見て、呆れたため息を吐いた。 え、いや・・呆れるだけなの・・?(汗) 「リューグもロッカももうやめて・・あたしは喧嘩している二人なんて見たくないよ・・・」 ある意味リューグは三途の川なんですけど? ・・・ちょっとは取り乱そうね、アメルちゃん(前の儚さは何処へ?) 「・・アメル・・・」 ロッカは悲しそうに表情を歪め、リューグは(何とか)復活して舌打ちをする。 ・・ってか、このシリアス場面で恐怖を感じてしまうあたしはおかしいですか?神様・・・ 「・・それじゃあ、どっちが正しいかトリスとマグナとに言ってもらおうぜ」 「そうだな、まだ彼女達は中立だし・・お願いします」 『えー?!(嫌だー!)』 あたし達は突然ご指名に声をそろえて後退する。 いきなり指名すんなやーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!(汗) しかしリューグとロッカは真剣な表情で詰め寄って来る。 そのプレッシャーに負けたのか、トリスはリタイアして。 「きゃー!お兄ちゃん!よろしく!(マグナの背に隠れる)」 「う゛え?!俺がぁ?!・・、まかせた!(の背に隠れる)」 「えええええええ!!?ちょ・・ズルイ・・(それでも男かー?!)・・っひ!(汗)」 あたしは目の前までに詰め寄ってきた双子に、思わず悲鳴を漏らしてしまった。 ああああああ!!オーラが!!(怒りの)オーラが見えるうううううううううう!!!!!(泣) 助けてアメルううううう!!! あたしはアメルの方に助けを求めようとするが、アメルまで真剣な表情であたしを見つめ返して。 ・・・・誰か助けてギブミー・・・(沈) 『どっちの意見に賛成ですか(なんだ)?』 ハモるな、触角兄弟。(怖ぇから) あたしはグルグルと脳をフル回転させて、ゲームをプレイしていた時に思ったことを口にした。 「あ、あたしはどっちにも反対だし、どっちにも賛成!(汗)」 『え』 「(ハモるなっちゅーの!)だって、ロッカの意見だって大切よ?あたしだって無駄に人を殺し たくないし、殺して欲しくない、なら無駄な争いはしないほうがいいに決まってる。だから リューグの意見の一部は反対」 二人の視線があたしに集中して、すごく痛かったが我慢して。 今度はリューグへの意見を出す。 「でもだからと言ってロッカの意見でずっといれば、一生終らないわよ。リューグの言った通り 戦いながら元凶を調べた方が今何もわからない状況よりは断然いいと思うの、だから ロッカの意見の一部に反対」 『・・・・』 二人はその場で考え込む。 あと、敵である彼らのフォローも忘れない。 「それに、黒騎士達にも理由があるんだよ、きっと。あたし達は彼らを憎むことは簡単で、どうしようもない 気持ちの矛先を彼らにぶつければ少しは楽にもなる。でも・・」 それじゃ、悲しいだけ 「・・あたし達は相手を知る必要があると思う、何もわからないかも知れないけれど・・憎むよりはいい」 トリス達に知ってほしい あたしの中の彼らは、とても優しい人達だから 「・・なんか敵に肩を持つような言い方だけど、あたしだってあの夜のことは酷いと思う、許せないと思う。 でも・・誰も帰ってこないから・・」 復讐しても、憎んでも 死んだ人達は、あの村はもう帰ってこない もう、二度と 「だから、あたしはどちらか一人の意見に賛成できない」 「・・てめ・・!!」 リューグがあたしの胸倉を掴んで睨む。 殺気を受けて背筋がゾクリとしたけれど、意見を変えるつもりはさらさらなかった。 でもリューグはすぐに怒っている表情を消した。 掴んでいた胸ぐらから手を離して、そのまま両手をあたしの両肩に乗せて、項垂れる。 「・・俺達は、どうすればいいんだよ・・」 酷く、弱々しい声と雰囲気。 ずっとあの村で生きて来た彼らには苦痛な、酷い言葉だったかも知れない でも、ルヴィイド達は騙されているだけなんだ あたし達の知らない歴史が、知らない痛みが彼等の中にあるんだよ? 知らない想いがあるんだよ? ・・わかって、リューグ・・・ 項垂れていたリューグ。 けれどすぐに顔を上げて、責めるようにあたしに叫ぶ。 「・・てめえは村に住んでなかったからそんな事がいえるんだよ! ずっと、ずっとあの村に住んでいた俺達の気持ちがわかるか?!」 「わかんないよ」 「・・・・!」 「リューグの痛みはリューグにしかわからない!わかれないんだよ、あたしには!!」 アメルなら、聖女の力でわかってやれる でも、あたしは聖女じゃないから 何もわかってあげれないんだよ 未来しか知らないから、痛みまではわかってやれない あたしに力があったなら、ルヴァイド達を癒してやれた? ・・助けてあげれたかな・・? 沈黙が、降り注ぐ。 それは重くて、そして哀しくて。 リューグはあたしを掴んでいた手を離して、無言で出ていってしまった。 あたしは、ただその背を見送っただけだった・・・。 (リューグには悪いけど、あたしはあたしなりの考え方があるんだし・・それに合わせる方が 無理ってモノよね・・あたしは先の事を知ってるんだもの・・) あたしは廊下を歩きながら、考え事にふける。 あの後、トリス達は解散した。 それぞれの考えをまとめるために、落ち着ける場所へ移動したのだ。 自分達の意見は、思いは一体何を言っているのか。 それを確かめるために。 (でも悪い事言っちゃったよねー・・あとで謝って・・) 「さん!」 「トリス?(決断早いわね・・)」 トリスはにこにこ笑いながらあたしの側に寄ってきて、向日葵のような笑顔で笑う。 くはああああああ!!まぶ・・眩しいわあああああああああああ!!!!(愛) 叫びたい衝動を抑えつつ、あたしもトリスに笑いかける。 ふふふ、抱き付いて頬擦りしたい・・・(ヤバ) 「あたし、さんの意見に賛成する!」 「(トリップ中)・・え?」 「あたしもどっちかの意見が正しいって思えなくて・・さんが言った言葉が自分の心に 一番しっくり来るの、だからあたしはさんの意見に賛成する!」 「・・トリス・・(なんて健気な・・!<謎)」 そしてトリスはまた笑って、あたしの手を掴んでリビングへ。 リビングに辿り付くとそこにはネス達が揃っていて、あたしは少し緊張してしまった。 ギブソンが穏やかに笑いながら、前に出てきた。 「、皆キミの意見が良いらしい」 「・・・は?」 「リューグとロッカの意見はどちらかに偏り過ぎだからね、キミの中立の意見が皆の気持ち に合うらしいんだよ」 「・・納得してなさそうなのがいるようだけどね・・・」 「でも最終的には納得してくれたよ、ネスティはマグナとトリスの説得に、リューグとロッカはアメルとケイナ の説得に頷いてくれたさ。・・僕達はサポートをすることが役目だから彼らに合わせるだけだからね」 「・・ふーん」 あたしはそう返事しただけだけど。 てゆーか、ギブソンさん ネスとリューグの視線がめっちゃ痛いんですけど!!(泣) 絶対納得してないって、あれ!(ロッカは穏やかに紅茶すすってるので無害) 「それじゃ、決まりだね!・・それじゃさん!!」 乾いた笑いしかでないあたしの手をトリスが再び掴んで。 爆弾発言。 「一緒にお風呂に入ろう!」 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・お風呂?」 聞き返すあたしにトリスは元気よく“うん!”と頷いて。 あたしは思わずよろめいてしまった。 周りの男性陣(フォルテ除く)はその発言に顔を紅くさせて。 兄のマグナは慌ててトリスを羽交い締めにして注意した。 「こ、こら、トリス!今ここでそんなこと言わなくても・・///」 「?何で??」 「何でって・・とにかく人前ではそんなことを言っちゃだめだよ。いいな?////」 「?はーい・・それじゃハサハとアメルとケイナとミモザ先輩も一緒にお風呂!」 「トリスーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!(今言ったばっかりなのにー!)」 あたしは顔を真っ赤にさせながら、半泣きでトリスを注意するマグナとその他男性陣に 同情の視線を送った。 ああ、健全男性は大変ね・・(遠目) ネスなんか固まったままだし よっぽど免疫がないのかねー?融機人くん? ってか!トリスズと風呂タイムーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!(嬉々) 心の中でガッツポーズをするあたしの袖を、ハサハがくいくいと引っ張って。 「・・おねえちゃん・・ハサハの髪・・洗ってくれる・・?」 ズッキューン(心臓貫き) 「うん、いいわよvv」 表は言葉少ないけれど、心の中は大絶叫。 (ええ!もちろん洗って差し上げますことよ!!ハサハの髪も背中も顔も洗ってあげるわよ!! ってか、この役目は誰にも譲れないいや譲らないわあたしってなんてラッキーーーーーー!!!!) あたしがにこりとハサハに笑いかけると、ハサハも嬉しそうに笑い返してくれて。 「・・ありがとう・・おねえちゃん・・・」 (寧ろあたしの方がありがとうーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!) 神様仏様バンプレ●ト様フライト●ラン様ありがとう!(愛) 「それじゃあ皆で入りましょうか?ちゃんのパジャマは私のを貸して上げるわ」 「ありがとう、ミモザ!」 ミモザはあたしに微笑んで、今だ固まったままの男性人にトレードマークの眼鏡をキラリと光らせて 向き直り、にこやかに言い放った。 「覗いたら今夜は野宿と思いなさいなv」 その一言で、マグナ達は即行でフォルテを抑えにかかったというのは、言うまでもないわね・・(汗) 「・・うわー、広いね・・・(唖然)」 あたしは脱衣所の広さに思わずポカンとしてしまった。 高さも幅も充分にあって、綺麗な床。 植物も飾られていてある意味、真・金持ちの風呂場を見たような気分に陥った。 今からここに入るんですか・・?(汗) いや、その前に召喚師って儲かるのかしらね・・?ううむ、羨ましい・・・ うちの風呂場と偉い違いだ・・・こんなのホテルでも見たことないよ・・(滝汗) 「ふふ、あたしも最初入った時はビックリしたんですよ・・すごく大きいから・・・」 「私も宿で入ったりしたけれどここのお風呂には本当にビックリしちゃったわ・・」 ケイナとアメルはもう既に脱ぎ終わっていて、あたしだけが服を着た状態だった。 ってか、皆早過ぎ!!(汗) 「おねえちゃん・・?」 「あ、ああ・・今から入るから先入ってて・・風邪ひくからね」 「・・(こくん)」 あたしの言葉に頷いたハサハは水晶玉を抱えて先によくそうへ入っていた。 ・・ハサハ、こんな時でも水晶玉を・・?(謎) 苦笑しながらもあたしはコートのチャックに手をかける。 そしてふと、服の持ち主を想う。 (・・イオス・・) ゼルフィルドは無事、助けてやってくれただろうか? 危険な状態だって、あたしにもわかる程イオスは重傷でいた ・・爆風から庇ってくれたせいで・・・ 敵になったのに、助けてくれて (・・無事で・・いてね・・) それは心からの願いだった 脱衣所も広ければ、浴室も広かった。 金持ち、恐るべし。(汗) 「・・ミモザ」 「んー?なーに?」 「・・胸大きいっすね・・(涙)」 「あはははは、何いってんのよー」 そうだった、あたしとしたことがすっかり忘れていた。 風呂=裸の付き合い(親父クサイ) (ミモザさん、凄過ぎます・・・(汗)) 湯船に深く浸かりながら、あたしはため息を吐いた。 アメルも初めてみたのか顔を真っ赤にさせて“あわ・・あわわ・・・///”なんてどもってるし ケイナなんてもう沈んでいる・・(同情) トリスとハサハは何も気にしないように浸かっている。 あああ・・和むよ・・(涙) 「ちゃん達だって結構形いいじゃないのー?」 (((いや、貴女には負けます!))) 乾いた笑いを出すあたし達のその様子を笑っていたミモザは、急にじっとあたしの肌を見てきて。 あたしは思わず退いた。 「な・・?」 「・・傷と痣が・・これは逃げる時についたの?」 「・・うん」 あたしの身体にはまだたくさんの傷や痣が残っていて、ミモザはそれが気になったらしい。 そーいや痣やら傷やら気にせず逃げてたもんなー・・ 「でもこの分だとすぐに消えるわよ?治療が上手な人に看てもらえたみたいだから・・」 「・・治療が上手って・・」 あたしはじっと自分の肌を見る。 そして。 (う、うわああああああああああああああ!!!ルヴァイドの顔がぽんっと! ぽんっと出てきたああああああああああ!!!!!) あたしは顔を真っ赤にさせて湯船に沈んだ。 は、恥ずかしい!人生最大の過ちだあああああああああああああ!!!!(半泣き) そんなあたしの様子にトリスたちは首を傾げたが、ミモザはピーンと思い付いたようで。 まるで悪代官のような表情を張りつけながらあたしの耳元で呟いた。 「ははーん、さては・・オ・ト・コの人でしょー?(ニヤリ)」 『ええ?!』 「ち、ちが・・!!////」 「うふふー、隠しても無駄よー♪その反応は男!しかも美形で良い男ときたわね!!?」 (うわー!何でピッタリ当てるんだこの人は!エスパー?!エスパーなの?!?) あたしはミモザから離れようとするがミモザに羽交い締めにされる。 ひいいいい!ミモザの顔がなんか企んでるよおおお!ってか!胸があたってますー!! 「白状しなさいー♪白状しないと・・こうよ!」 「あはははははははははははははははははははははははは!!!!!(死ぬー!)」 ミモザにわき腹をくすぐられて広い風呂場には絶えない笑い声が響いた。 わ、笑い死にするーーーーーーーーーー!!!! 「あははは・・ミモ・ははは!やめてーーーーー!!!!(涙目)」 「ほーらほらー♪白状しなさい〜★」 「あはははははははははははははははははははははは!!!!」 あたし達の様子を見ていたトリスは、にんまりと笑ってあたしの足をくすぐってきて。 「あたしもくすぐるー♪」 (いやああああああああ!!!可愛いけど・・・可愛いけどいやあああああああああああ!!!!) しかしあたしの絶叫は届かなくて。 更にくすぐられてしまう。 「と、トリスまで勘弁してーーーーーーーーーーー!!あ、あははははははははは(以下エンドレス)!!!」 あたしの笑い声はしばらくずっと続いた。 そんな光景を眺めながらアメル・ケイナ・ハサハはのんびりと湯に浸かりながら。 『・・平和ですね(よね)ー・・・』 「・・・(こくん)・・・」 と呟いたことは、地獄を見ているあたしは知らなかった・・・。 NEXT ------------------------------------------------------------------------ *後書き* 第13話をお届けさせて頂きました。 ミニス出ていません、そして無糖ロッカ、非常に強いです。 あなた弟を殺す気デスカ?な感じです!(笑) 次はミニスとレイムが登場です。 とうとうあの変態が・・でも最初はマトモかも・・・?・・・・・・・・・・謎です。 ミモザ邸の風呂はとても広いことを希望です。 露天風呂でも何でも来いみたいな。 何だかいっぱいお金をもっていそうなイメージが・・!! それではここまで読んで下さってありがとうございました! 2003.12.14修正 |