第12夜






「―――さん!」


トリスの声があたしの耳に響いたが、あたしの足は止まらなかった。
止まりたくなかった。
リューグやネスの顔を殴ったってこともあるけれど、何となく悔しかった。
謝ろうなんてこれっぽっちも思わなかったし、負けず嫌いの性格が仇になって。

トリスやハサハに心の中で150回ほど謝りながらあたしは庭を駆け抜けて門をくぐる。

そして俯いて走っていたせいか、誰かにぶつかってしまった。
謝ろうとして顔を上げると。


「・・


綺麗な金髪に片目だけの優しい瞳、そしていつか愛でてやるぞコンチクショウ!っと思っていた白い肌。
今日別れたばかりなのに、とても懐かしく感じた。


「・・イオス・・・」

「・・・」


彼は黙って、あたしの目元を白い指で拭う。
その仕草はとても優しくて、優しすぎるのものだから・・・あたしはまた泣いてしまった。



なぜか



なぜか、とてもせつない



「・・っごめんね・・・」

「え・・」


イオスが困惑したような声を出したけど、あたしは謝らずにはいられなかった



何も言ってあげられなくて



あたしは殴る事しか出来なかったよ(それはそれで酷い)



「本当は優しい」って、言ってあげられなかった




             ごめんね




「・・ごめ・・ごめん・・っひっく・・ごめんイオス・・・」



でも言ってしまったら何もかも変わってしまう



あたしの知らない出来事が出来てしまう



ひょっとしたらルヴァイド達が死んでしまう結果になってしまうかも知れないから



それだけは避けたくて



生きていてほしくて 幸せになってほしくて








笑っていてほしいのです







さん!?」


後ろからトリスが走ってきていて、あたしは状況を理解する。
彼がここにいることはアメルを捕まえに来たんだろう、だから早く離れなければ。
そう考えてイオスの横をすり抜けようとしたけど、イオスがそれを許さなかった。

しっかりと、腕を掴まれたのだ。


「?!・・イオス・・っあ?!」


素早く腕を掴まれて動けないよう、捻り上げられた。


「・・僕は、キミを泣かせる為にここへ帰したんじゃない」


捻り上げられた痛みに顔を歪ませるあたしをじっと見下ろしながら、イオスは小さく呟いて。
そしてトリスの方に視線を向けた。


(えっ?)


背筋にゾクリと、悪寒が走る。
すごく、すごく嫌な感じだ。


(イオス、怒ってる?)


イオスの瞳が、雰囲気が殺気立っていて。
目の前に走り寄って来ていたトリスは、その殺気に気付いたのかあたし達から一歩退いた。
そしてあたしとイオスを困惑したような表情で見比べる。


さん・・その人・・・?」

「・・お前がここの住人か?」


トリスは急な問いかけに驚いたようだけど、すぐにはこっくりと頷いて。


「ならこの女の命と引き換えに、そちらがかくまっている者達を渡してもらおうか」

「!・・ちょ・・イオ・・っ?!」


更に力を込められて、あたしは声にならない悲鳴を漏らした。
ってか痛い!痛いってばー!!(泣)


「交渉の時間を数分やる、だが妙なマネはするな、この女を見ればどうなるかわかるだろう」

(ぎゃーーーーーーーー!!あんたちょっとマジ?!絶対痣になるって!!やっと治ったのに
どうしてくれんのよおおおおおおおおおおおお!!!!嫁に取るぞオイ!


そんなあたしの苦痛の叫びはおかまいなしに、イオスはあたしを見せ付けるように前に出す。
痛みに悶えるあたしに、トリスは凍り付いたような表情をして慌てて中へ戻って行った。
そしてイオスは後ろに控えていた兵に指揮を下す。


「総員、このまま待機!ルヴァイド様は穏便にすませとのご要望だ。
だが相手が抵抗する動きを見せたら素早く確保、ただし生け捕りだ」


そう言って次はゼルフィルドに目を向ける。
あんた居たのかよ?!!(汗)


「ゼルフィルド、聖女達の動きがわかるようセンサーで感知していてくれ。
がここにいる限り奴らも大きな行動に移せないだろう」

「了解シタ」



・・あのーあたしの意見は?
発言権すらないんですか?イオス隊長ー・・・



不満げな表情を出すして、あたしはイオス達を見る。


「・・イオス、腕痛いんだけど」

「!す、すまない・・」


そう言って、慌てて腕を掴んでいる力を緩めるが、緩めるだけで離そうとはしない。
一応このまま人質にされるらしいのだが・・ん?人質??
少し考えて、あたしはさっと血の気が引くのを感じた。


(物語と・・ゲームと違うじゃない?!)


その考えは、あたしの頭の中でグルグルと回転していく。
っていうか、前々から少し、なんか違うとは思っていた。(ハサハとマグナも出てきたし)

違和感と言うものを感じ取っていたはずだ。

本当ならここは有利な状況であるギブソンが引きつけ、アメル達を裏から逃がすというストーリー
のはずなのに、どうして不利な状況で話しが進んでいるのだ?



おかしい、おかし過ぎる。



何かが、狂い始めている



(・・でも何が・・・)


あたしがここに居てはいけないのだろうか?
こうして大人しく捕まっておくなど、いけないのだろうか?
逃げるべき?
考える事が苦手なあたしの頭は、熱を出してしまいそうなほど混乱していて。
あたしは判断しかねていた。


「・・

「(あああああ、どうしよう・・)・・は?何??」

「・・どうしてキミは泣いていたんだ?」

「・・それは・・」



逆ギレしたからです、イオスさん(汗)



・・なんて、言えるわけがないので乾いた笑いしか出なかった。
イオスは周りに聞こえるとマズイ、と判断したのかあたしの耳元に唇を近づけて。
控えめな声で話し掛ける。


、話せないのか?」

(ふぎゃーーーーーーーーーーーー!!!いや!ちょっとそんなエンジェル・ヴォイスで・・?!)


顔がまた熱くなって来て、あたしは必死に離れようとするが捻り上げられたままで動けない。
ってか、ってか悩殺する気かーーーーーーーーーーーー?!!!?


「ちょ・・イオ・・!」

「・・僕はキミが安心して笑える居場所だと思って、キミをここまで送り届けて、手放したんだ」



笑っていて欲しい



それだけを願って



「・・キミだけは・・・。・・・それに、初めてだったから・・・」

「・・?い、イオス・・?」


イオスは後ろから首筋に顔を埋めて来て、あたしは思わず小さな悲鳴を漏らしてしまった。



くくくく首に息が!髪のサラリーン★な感触があああああああああああ!!!!(謎)



そんなあたしに構わず、イオスは抱きしめて首筋に音を立ててキスしてきて。
軽く吸い上げられた。(しかもまた音付き)
吸い上げられた小さな痛みに、あたしは思わず腰を抜かしてイオスに支えられる格好になる。


「ちょ・・ちょっとあんた何やって・・・・・・・・・!!???!////」


イオスは慌てるあたしに優しく笑いかけて、更に腕に力を込めた。




本当に初めてだったんだ




ほんの少し前はルヴァイドのやっていることが無駄に思ってしまう、諦めていた自分がいた

何回も戦って、数え切れないほど人を殺し、勝利を収めてきた自分達

全ては汚名を返上するために

だが、あの人にかけられる言葉や眼差しは

吐き捨てるような言葉と、軽蔑の眼差し



“当然の結果だ、裏切り者め”



誰も自分達を見ようとはしなかった

誰も自分達を認めようとはしなかった


何より


あの人の苦しみを

あの人の痛みを

あの人の悲しみを

あの人の想いを

そして何より 自分達の存在を




「・・?イオス・・?」




             出会えて、嬉しい。・・・・・・・・やっとそう、思えそうだよ、あたし”




でも、彼女はこんな自分達に嬉しいと言ってくれた




“殺し過ぎて、戻れない人だっているけど          戻れる人だっているんだよ”




自分達は戻れるのだと




殺すことを全てにして生きていても、いつかは終わりが来るのだと




泣きながらも、彼女は言ってくれた






あれは、自分達だけの言葉






全てが初めてで、あの時残した彼女の空気はまだ胸の中に残っていて




安心できる空気

温かい笑顔

確かな想いと優しさが

全てが胸の中に残っていて

死んでも忘れられないような甘い切なさも




「・・イオスー?」


あたしは腰の力を何とか取り戻して、黙り込んでしまったイオスを呼ぶ。
だが彼は答えずに、ただただあたしを抱きしめて。
思わず呆れたため息が出てしまった。


(この現場トリス達に見られたらどーすんねん・・・)


苦悩しながらも首筋に埋まっているイオスの頭をポンポンと撫でてやる。




包むような、優しいキミの笑顔が好き




叩いた途端イオスが笑った気がしたが、気のせいだろうか?(何か怖っ)
あたしはぼんやりと空を見上げて、どうしようかと次の計画を立てるのだった・・・。



















「ちょっとネス!リューグ!さん捕まっちゃったじゃない!助けてよおおおお!!!(半泣き)」


がのん気に計画を立てている間のギブソン邸はトリスの声が響いていた。
が出ていった原因は非難轟々で、精神攻撃の的にされていて瀕死状態だった。(哀れ)


さん死んじゃったら・・リューグとネスを一生呪ってやるんだからああああ!!!」


“うわーん!お兄ちゃーん!”とマグナに泣き付くトリスを宥めながら、マグナはジロリと二人を
睨んだ。可愛い妹を泣かす者には兄弟子だろうが容赦ない。


「・・ネスって俺達にはいつも“礼儀作法をちゃんとしろ”って説教するけど、に言った言葉は
さすがに俺も酷いなって思ったよ」

「ぐっ・・(滝汗)」

「それにリューグも考えナシだよね。普通命の恩人の悪口言われたら俺だって怒るよ。
それにのアレはもうマジ切れだからどうしようもないし」

「・・っち」

「ははは、リューグ。ちょっとは反省しような(笑顔)」


間髪入れずにバシコーン!とリューグの頭をハリセンで叩くのは兄・ロッカ。
そんな彼の様子に一同は思わず沈黙していた。


「な・・?ロッカどうしたの・・・・(ケイナ汗)」

「いってえな!何すんだ馬鹿兄貴!!」

「ははははははは、お前の態度にちっとも反省の色が見えないからちょっと怒っているだけさ(笑顔)」



ちょっとじゃねえ(一同全員)



「ちょ・・アメル?どうしたんだよ、ロッカの奴・・」


マグナの問いにアメルは苦笑してあっさりと言い放った。


「ええ・・昔からああなんです。大丈夫、すぐに収まりますから・・・」

「(動じねえ!さすが妹(姉)?!)オイオイ、それじゃーさっき俺達の前で怒っていたのは・・(フォルテ退き)」

「はい、まだ本当に怒っていませんでした。ロッカはよっぽどの事がない限り本気で怒らないんです。
あたし達身内ではブラック・ロッカ、または無糖ロッカと呼んでいます」

「・・そーかよ・・(フォルテ脱力)」


トリス一同は本日の教訓を胸に深く刻んだ。




触らぬ兄貴に祟りなし(寧ろ触るな)




取り合えず心に刻んだあと、ギブソンはミモザに目を向けた。


「いい加減問題に入ろう、どうやったら彼女を救えるかだが・・」

「・・やっぱりあたしが行った方が・・」


アメルは名乗り出るがトリスにそれを否定する。


「だめだよ、アメル!絶対ダメだからね!」

「でもトリス・・あたしのせいでさんが・・・」

「アメルのせいじゃないよ!リューグとネスのせいだもん!!

「そうだ!リューグとネスのせいなんだよ!アメル、気にしちゃだめだ!!」

((ちょっと待てお前ら!!(怒)))


マグナとトリスのさりげない非難に、ネスティとリューグは半ばキレかけである。
いやもうキレているのかもしれないが。


「(勇気あるな、二人とも・・)・・それじゃ本題に戻すが彼女を救う方法を思い付いたんだが・・」


ギブソンがにこやかにそう言って、先ほどマグナから受け取った青いカバーのついた分厚い
本を皆に見せた。


「この作戦は多少の危険が伴うが・・リューグ、ネスティ、やってくれるな?」





死ぬ気で彼女を救ってくれたまえ





そんなギブソンの微笑みは、リューグとネスティには重く感じた。








合掌





















あたしは頭を抱えたいがそれも出来なくてまた大きなため息をついた。
全然思い付かなくて、本当にまぁどうしましょーな感じで。


「ねー、イオスー。あたしもう疲れたんだけどー(ってか、苦しいッスー)」

「・・出てきた」

「はい?」


ギブソン邸から出てきたのは、アメルとトリス、そしてマグナとネスティとリューグの4人だけだった。
オイオイオイオイ、マジで引き渡すつもりなの??


「・・アメルを貴方達に引き渡すわ、だからさんを離して」

「・・わかった」


イオスはゼルフィルドに目を向けた後、アメルを受け取ろうと歩み寄る。
だが、リューグが口を開いた。


「オイ、

「?な、何よ・・」

「・・ハッキリ言っててめえはムカツクし色気ねえし大人しくもねえし暴力的だし口煩い」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・は?」


今度はネスが眼鏡の位置を直しながらあたしを見て。


「その上気配りもなければ考えナシに行動するしやたらと秘密が多くてこちらばかりが混乱させられて
良い迷惑だ、オマケにキミがこいつらに捕まったせいで僕達は思いっきり非難を浴びたよ」


・・・・・・・・・・ちょっと待てあんたら。
こういう状況なのにあたしの悪口?色気も気配りもなくて悪かったわね・・・。


「・・・・あんた達・・・・・・(怒)」

「でもなぁ!」


リューグはヤケクソ気味に叫んで。
あたしから視線を外して言った。



「絶対助けてやるからな!」



「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・はぇ?」



「・・それに、僕はまだキミに説教をしてないからな。」




助けるさ、必ず




白い頬を少し紅く染めて呟くネスに「説教する気かよ!」とツッコミつつも、あたしは不覚にも涙ぐんだ。
そして俯いてたら、空が影って、“?”と思いながらも見上げると。


「・・・・・・・・・・・・・・・ヒゲ?」


ヒゲが、目に入った。
青くて丸い球体にヒゲ。
他にもヒゲがないモノや、ピンク色の球体も混じっていて。
あたしはあんぐりと口を開けて突っ立ってしまった。
その光景に思わずタイトルをつけてしまった。




3人家族で愛攻撃、(byペンタ君ボム)




(ぎゃああああああああああああああああああああ!!!!!(ヒゲー!))

「しまった?!」


イオスの焦る声が聞こえたと同時にペンタ君の一匹が地について。
大きな大爆発を起こした。


「ひゃ・・!」


あんまりにも近くで爆発された為か、爆風と熱風に煽られてあたしは大きくよろめいて
吹っ飛ばされてしまう。壁に叩きつけられる衝撃は来たが思ったよりも柔らかくて・・って、
壁が柔らかい訳ないじゃん!!(ツッコミ)
あたしはバチリと目を開けて状況を理解すると呆然としてしまった。


あたしの下にいるのはイオスで、どうやら頭を打ったらしくて気絶中。
彼が壁の衝撃からかばってくれたらしいが・・白い肌に赤い血が滴っていて。
あたしは思わず叫んでしまった。


「イオス!イオス・・しっかりしなさい!!」

「・・・」

「・・ぜ、絶対死んじゃダメだからね!!あたしの許可ナシに死んだら許さないから!
絶交するからね!!聞いてるの?イオス!!」

!無事か?!」


リューグは息を切らせて駆け寄って来たがイオスの姿を見るなり、斧を構えて怒鳴った。
また怒鳴るんかい!あんたは!!(汗)


「何でこいつがいるんだよ?!」

「ちょ・・やめてよ!彼に手を出さないで!!」


あたしは慌ててリューグの斧と気絶しているイオスの間に入って制止する。


「何でこいつを庇うんだ?!どけ!」

「絶対嫌!だって助けてくれたんだよ!?あたし絶対退かないから!!」

「な、何言ってやがる!こいつは敵なんだぞ?!」

「それでもあたしを助けてくれた!」


ぐぐぐっと険悪な睨み合いがしばらく続いた。
それでもあたしは負けないつもりだった、だって今度はあたしが助ける番だから。
リューグが痺れをきらして、無理矢理あたしを押しのける、さすがに力勝負では敵わなくて。


「やめて・・!」


その時、ゼルフィルドが間に割り込んで、リューグの足元に機関銃を連発した。
ゼルフィルドの腕を信じないわけではないが、あたしはイオスを庇うように自分の身体を盾にする。


?!」

「ごめん!リューグ!あたしやっぱり譲れないの!!」

「・・お前・・・っ!!」


銃弾が、リューグを追いかける。
あまりにも強力なその勢いに、リューグは撤退せざる終えなくて。
ゼルフィルドはリューグに撃ちつづけて、遠くに移動させた後あたしとイオスに向き直った。


「大丈夫カ?いおす、

「ゼルフィルド!イオスが・・」

「いおす・・」


ゼルフィルドはイオスの傷を看て、何やら目(?)の光が赤に変わる。
うわああ!充血?!<違っ


「危険ナ状態ダ、速急ニ手当テシナケレバ・・」

「そんな・・・・・ゼルフィルド、撤退して!」

「・・・」

「このままじゃイオス、死ぬよ!聖女捕獲は諦めて・・お願いだから・・!」


あたしはゼルフィルドの腕にしがみついて、懇願した。




死なないで




死なせないで




お願いだから




「・・ワカッタ、ダガ・・オ前ガ・・」

「・・あたしは大丈夫、追い出されたらルヴァイド達の所に転がり込むから(笑)」



だからその時はよろしく!



明るく言い放つあたしだけど、“絶対一悶着あるだろーなー”なんて思ってたり。
そんなあたしにゼルフィルドは目の光を元に戻して、ぎこちなく頭を撫でた。
うーちょっと重いかな・・?(汗)


「・・了解シタ」

「・・早く、皆が来るから・・・・・」


トリス達が駆け寄る姿を見て、あたしはゼルフィルドを急かす。
彼はあたしを一瞥して、イオスを抱えながらガションガションと音を立てながら素早く去っていった。


「・・さて・・と」

さん!」

「トリス・・あたし・・」

「ごめんなさい!!」

「・・・・・はい?」


トリスは今にも泣きそうになりながらネスとリューグを引っ張って来て。
あたしに頭を下げさせた。



トリス強っ!!(惚れそうだわ!!)



「ネスとリューグが酷いこと言っちゃって・・充分反省させるから・・嫌いって言わないで〜・・!」

「いや、あれは別にトリスに言ったわけでは・・(汗)」

「はははははははははは、ほーら、リューグ。素直に謝らないと埋めるからな?(笑顔)」

「(怖っ)・・わ、悪かった・・(汗)」


ロッカは槍でリューグを脅す。
ってゆーかロッカ、キャラ変わってない・・?(汗)
ネスは自分から素直に謝ってきてくれたが、どこか納得がいかないというような顔で。


「・・すまなかった、僕も大人気なかったよ」

「・・でもどうしてあそこまで言ったんですか?」


アメルの素朴な疑問に、ネスとリューグは“うっ”とうめいてチラリとあたしに目を向けた。


「?何・・」


首を傾げたあたしに、かあっと顔を紅くして二人は異常と言えるほどの
スピードでギブソン邸に戻って行った。
マグナとトリスとアメルとロッカはそんな二人の様子を見て、笑い合った。


「??ちょっと何なのよ??」

「・・心配だったってことでしょうね、貴女は一人で逃げていたから・・」


ロッカはあたしに微笑みながら、リューグ達を見つめた。
・・いつの間に戻ったんですか?ロッカさん・・(汗)


「それじゃ、騎士団の人達も来たしあたし達は戻ろう!ね、さん!!」





夕闇に近い空の色だったけど、トリスの笑顔は明るくて。



危うくノックアウトしてしまいそうな自分がいたとは口が裂けても言えなかった・・。








一方、ギブソン邸では。


「・・ミモザ、私はペンタ君ボムを1個だけ投下してくれと言わなかったか?(汗)」

「あらー?だってあんなに潜んでいるなんて思わなかったもの、ま、あの子も助かったし
結果オーライでしょう?」

「・・・・・・・・・・・」













NEXT






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*後書き*


第12話をお届けさせて頂きました。

ブラック・ロッカ降臨です。
そしてイオスにキスマークをつけられました!
何だか・・どんどん手の早い男になってきておりますよ・・この時点で彼は
あなたにメロメロです。(笑)

喧嘩の方も一段落。
やはり私は喧嘩をさせるのが好きなようです、ううむ、激しい・・!


それではここまで読んで下さってありがとうございました!



2003.12.14修正